「エーゲ海」・・・その言葉の放つ魅惑的な響きとイメージは、人を夢と空想の世界へいざないます。紺碧のエーゲ海に浮かぶ島々を回りながら過ごす優雅なクルーズと言えば、一生に一度は経験したいと思う方も多いのではないでしょうか?でも、「値段が高い?船酔いは?食事は?言葉は?ドレスコード(服装)は?」など、色々な疑問や不安もありますよね。
実は、私もギリシャに長く住んでいるのに、なんとなくクルーズというと高すぎて手の届かないイメージがあって敬遠していたのですが、この夏、初めて3泊4日のお手軽クルーズをしてきましたので、皆さんがお持ちではないかと思う疑問について、体験談をご紹介します。私の経験による独断ですが、ご参考になればと思います。

1)値段は高い?
今回のクルーズは、キプロスのルイス・クルーズ社が運航するもの。ルイス社は、ギリシャのピレウスやイタリアのジェノバなど4港を拠点に、エーゲ海・地中海クルーズを運航し、短期から長期クルーズまで、多彩な日程とコースがあります。私が乗ったクルーズは、ミコノス島、ロドス島、パトモス島、トルコのクシャダシを巡るショートクルーズ。ルイス社保有の客船11隻のうち、今回の船はアクアマリン。フィンランド製23トンの中古船で、最大乗客数は1200名ほど。内装は、華美な豪華客船というイメージはあまりなく、気軽に利用できます。値段は、時期、キャビン(部屋)の広さや場所、種類によってかなり幅があるようですが、我が家は「1家4人が一部屋に眠れれば良い」ということで、窓なし、シャワーとトイレ、二段ベッドとダブルベッド付きの質素なキャビン。床のフリースペースは一畳ほどしかないので、かなりきつい印象ですが、引き出しやクローゼットが充実しているので、スーツケースから物を出して整理整頓すれば大丈夫。この安いキャビン(部屋)なら、クルーズ料金にホテル代、全食事代、交通費、船内アクティビティー代が含まれていると思えば、普通に旅行するのと変わりないような値段です。下の写真は、窓付きツインのキャビンです。

はじめは基本料金の安さに逆にびっくりした位なのですが、それほど人生は甘くありません。高いのは寄港地のオプショナルツアー。限られた時間で効率良く回るために、かなり高い料金設定で、このオプションのツアーだけで、家族4名で400ユーロ近くかかりました(涙)。これでも、全部のオプションを申し込んだわけではなく、フルで申し込めば、倍くらいかかります。でも、船に乗り遅れる心配はないし、タクシーの値段交渉をしたり、観光名所を探し回ったり迷ったり・・・という時間と労力を考えれば、ガイドの説明もついているし、仕方ないですね。
総合的に見れば、クルーズ会社・旅行時期・オプショナルツアーの選択・キャビンのレベルにもよりますが、3泊で4カ所も行ける効率の良さ、全食事付き、宿泊費、交通費、娯楽費込みと考えれば、値段は、決して高くはないと思います。
2)スケジュールは?退屈?それとも慌ただしい?
金曜日の午前11時に、アテネ市内から30分ほど離れたピレウス港出航で、翌月曜日の早朝に帰還する、下記のような3泊4日の日程。
金曜日 11:00 ピレウス港出航 18:00〜22:00 ミコノス島
土曜日 9:30〜19:30 ロドス島
日曜日 6:30〜10:00 パトモス島 14:00〜18:00 トルコ クシャダシ
月曜日 7:00 ピレウス港到着
3日間で4カ所も寄港するので、はっきり言うとかなり慌ただしく、優雅にゆっくりしている暇はありません(笑)。というか、数ある選択をあれもこれも・・とこなそうとすると、大変です。何かを諦める気があれば、もちろんゆっくりできますが・・・3度の食事の他に、ティータイム、様々な船内イベント(ギリシャ語講座、ギリシャダンス体験(下の写真)、ゲーム、料理実演、ナイトショーなど)、夜のスナックタイムまであるのです。

船内にはプールやカジノ、サウナやマッサージ(別料金)、エステ(別料金)、ショップ、インターネットコーナー(別料金)、子供のプレイルームもありますし、ミコノス島やパトモス島には、ボートに乗り換えてのピストン輸送とういうこともあり、順番待ちの時間もかかります。毎日配られる船内ニュースで、スケジュールや注意事項を確認しておくのは必須。避難訓練、重要事項の説明会があったり、下船手順やイベント情報、寄港地のガイド的説明や地図・・・など、ちゃんと目を通しておかないと、痛い目に遭います。ちなみに、オプションを申し込まなかった我が家の旦那と子供は、早朝寄港地パトモス島へのボートの最終乗船時間を確認しなかったために、島に上陸できませんでした・・・・
私はといえば、夜まで体力が続かず疲れ果て、見たかったナイトショーを見逃しました(涙)。そして、プールサイドで優雅に読書でもしようと持って行った本など、一文字も読みませんでした(笑)。

(次回に続く)
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相変わらずお忙しそうですね。
私も確か3泊4日だったと思うのですが、この寄港地の他にサントリーに島も入ってました。
ロドス島でオプショナルの観光を終えた後、まだ時間があったので、旧市街をふらついていたら、船に戻る時間を間違えて、数分遅刻してしまい、皆の冷たい視線を浴びた苦い記憶が…
慌ただしいけれど、夜寝てる間に移動して、昼間は活動できるから効率はいいですよね。