アテネの中心部、オモニア広場の近くにある中央市場に、先日、久しぶりに行ってみました。といっても、何を買う目的もなく、近くに用事があったので、ちょっと寄ってみただけですが、ここは、東京の下町や、アジア諸国の市場を思わせるような、活気にあふれ、混沌としていて猥雑で、色んなものがごちゃごちゃしていて、私的にはわくわくする所です。

オモニア広場近辺は、どのガイドブックを見ても危険な地域と書いてありますが、私自身は危険な思いをしたことはありません。確かに、外国人が多く、麻薬中毒のような人も時々見かけますが、夜は避け、人通りのないあまり変な裏通りに行かないようにすれば、ちょっと違うアテネを垣間見られる、おもしろい所です。
中央市場は、アクロポリスとオモニアを結ぶアシナス通り沿いにあります。道をはさんで、片側に肉市場と魚市場があり、反対側に野菜や果物を売る生鮮市場があります。そんなに広くもないので、ざっと1周するだけならば、30分もあれば十分です。

こちらは肉市場。結構、ぎょっとするかもしれませんが、皮をはがれた哀れな羊や鶏などが、ここかしこにぶら下がっています。頭、内臓・・・などと、部分に分けて売っているところもあり、結構グロテスクな印象も・・。肉の内臓系を食べるヨーロッパ人も珍しいけれど、ギリシャでは、内臓のスープとか、串にぐるぐるまいて焼く肉料理(ココレッチ)などがあって、これが結構おいしいんです。でも、あの、つるされた羊の哀しそうな目を見ると、なんとなくお肉を食べるのに、罪悪感がわいたりします。

お隣は魚の市場。日本と違って、大きなマグロなどはないし、セリの風景などもないですが・・魚好きな日本人には、なじみやすい場所かもしれません。ギリシャには、復活祭前などの肉断ちの期間や、シーフードを食べる日などがあるので、その時は、かなり混み合います。海に囲まれたギリシャではあるけれど、一般的に、シーフードは値段が高い贅沢品です。シーフードレストランは、魚の値段がキロ単位でのっていたりして、高くつくこともありますから気を付けて下さい。ギリシャではタコも良く食べますが、タコを食べるヨーロッパ人というのも、珍しいらしいですね。ギリシャが誇るオペラ歌手のマリア・カラスが日本公演に来た時、食事が合わなくて困っていたところ、タコを食べて元気になったという逸話も聞いたことがありますが・・・真偽のほどは、分かりません!

お向かいに渡ると、そこは生鮮野菜や果物の宝庫。日本に比べると、大きくて元気のいい不揃いの野菜や果物がたくさん売っています。中には、オリーブだけの店、ナッツや豆類の店、飼料の店、卵だけの店、ハムやソーセージの店、などの専門店もあります。

この卵屋のおじさん、私が写真を撮ろうとしたら「ちょっと待って!」というので、怒られるのかとすくんだら、「髪をちゃんと整えるからさ!」とツルツルのゆで卵のような禿頭を撫でてみせ、にやっと笑いました。こういう愛嬌のあるノリ、ジョークが、また、いい味だしているんですよね。 1日1クリックお願いします!→人気blogランキングへ











一度主人の同僚の奥さんが、市場(野菜の方)付近で変な人達に囲まれて怖い思いをしたって言ってました。でも、人気のないところに行かなければ大丈夫ですよね!
ザグレブのお肉売り場は日本人にはちょっとグロだと聞いていたんですが、なになに、ギリシャに比べたらお上品なもんです。
この魚市場に張り切って朝8時に行ったらまだお魚が入荷されてなくて、前日の残りのちょっと疲れた魚達だけでした!
一方ザグレブは、良い魚を買いたければ朝の8時半前に行くのが良いとか・・・
朝の弱い私はギリシャ向きだったかも。