私の二つの祖国、日本とギリシャが、両方とも未曾有の危機に瀕しています。

先週、アテネでは、政府の緊縮財政、増税(消費税が13%から23%に!?)、政策に反対して、シンタグマ広場に一般市民が集まり、何日も座り込みのデモをしていました。この集会は、ある団体、政党、グループ、組合、といった集団ではなく、ツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディアによって集合した一般の人たちです。一般的に、ギリシャはデモやストばっかりで、本当に自己主張することが好きな国民です。
ただ、その主張の仕方が、かえって自分の首をしめているような気がするのは私だけでしょうか?公共の物を破壊したり、観光がメインの国なのに、観光客を減らすようなストやデモを繰り返したり・・・

一方で、東日本大震災後の日本は・・・ギリシャとは反対に、自己主張、しなさすぎではないかと心配している私です。

海外に住む私は、ネットや海外のニュース、知り合いの話によって情報を得ているため、かなりずれているのかもしれませんが・・・今の私の感じるところを言うと、どうも、日本国民は、この危機に対して、静かすぎるような気がしてなりません。一時は、震災後の冷静で自制のきいた態度が、海外メディアに絶賛されていましたが、それは、言いかえれば、政府や権力にコントロールされやすい、利用されやすい、という意味ではないかと。

「政府や東電が、震災の数日後にメルトダウンが起こったのを知っていたのに、それを公表せず、安全だといいはり、数か月後に発表したこと。」この事実は、大変ショッキングで、私は行き場のない怒りを感じました。

この数カ月の間に、放射性物質の安全基準値をあげて(20倍も!!)、水、食品などの安全基準もゆるくして、補償などに対する自己防衛策をとった上で、「安全神話」を宣伝し、国民を被爆させていた!?
汚染されている可能性のある食品を食べるデモンストレーションをして国民をだましたり、「風評被害」といって、本当は「実害」のある野菜や農産物を出荷したり・・・これって、罪でなくて何ですか?

この期間に、安全神話を信じて、被爆してしまった人たちの健康は、一体誰が責任をとってくれるのでしょう?チェルノブイリ問題は、25年たった今でも、解決していません。というか、時の経過とともに、明らかになる放射能汚染の恐ろしさを教えてくれています。ネットで検索すると、いくらでも出てきます。被爆した人たちが甲状腺がんや白血病で苦しむ様子、多くの奇形児・・・目をそむけたくなるけれど、事実です。

どうか、日本の皆さん、特に子供を持つ親の皆さん、「平気なふり」はしないでください。私のように、騒ぐ人を「変な人」と見ないでください。子供は、自衛できません。親が、守るしかないのです。政府やメディアが信用できないと分かった以上、できる範囲で、最大限自衛するしかないのです。これからの梅雨の季節、雨にはあたらないようにする、泥遊びはさける、マスクをする、乳幼児には水道水は飲ませない、食品は産地を確認する、など、できることはあります。

特に、食品を通しての内部被爆は、できる限り避けなければいけません。被災した農家の人には申し訳ないけれど、被害に対するつけは、大切な子供たちではなく、責任のある政府や東電にまわしてください。もっと、国民が怒って一致団結し、抗議行動を起こしても良い状況なのではないかと思うのです。

内部被爆についての良い資料を見つけましたので、ご紹介しておきます。是非、ご覧ください。
放射線被ばくから子供を守るために

世界中で、何かが、変わらなければいけない時期に来ているような気がします。

人気ブログランキング