アテネの街には、ミュージアムに行かなくても、彫刻があちらこちらで見られます。
気をつけてみると、はっとするほど美しいですよー。

こちら、パネピスティミウ通りにあるアカデミーの建物。19世紀のネオクラシック様式で、今は修理中なんですが・・・考古学博物館やザピオンと同じデンマークの設計者によるもの。アクロポリスにあるエレクティオン(乙女の柱が有名)の建物に似せて作ったそうです。

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その前に座っているお二人。右側が哲学の師匠ソクラテス。
ソクラテスといえば「無知の知」。「自分が何も知らないことを知ることが大切・・」とかいう意味だと思いますが、私も毎日、自分の無知を思い知らされているので(苦笑)、ソクラテス的に考えればそれでOKなのか!?と勝手に思ってます。
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左側が、弟子のプラトンです。
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プラトンの名言で好きなものがあるのでご紹介(*^_^*)
うーーん、さすが、いいこと言ってます。

・愛のない選択は、決して良い結果にはなりません。
・無理に強いられた学習というものは、何ひとつ魂のなかに残りはしない。
・魂には眼がある。それによってのみ、真理を見ることができる。
・優しくありなさい。あなたの出会う人々は皆、困難な戦いに挑んでいるのだから。

そして、アカデミアの建物の横のイオニア式の柱の上に目を向けると・・・
一方にはアポロン神の姿が。アポロンは、音楽の神様なので、いつも竪琴を持っているのですぐ分かります。
アポロンは、音楽の他にも、神託、弓矢の神とも言われ、デルフィには神託で有名なアポロン神殿があります。

古代の理想の青年像と呼ばれただけあって、イケメンですよね!?

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そして、もう一方の柱の上には、アテネの守護神であるアテナ女神の彫像が。兜をかぶり、槍と丸い盾を持っているのが定番。たまに、知恵の象徴であるふくろうが一緒にいたりします。

いつ見ても、りりしいお姿・・

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アテネは、最近落書きばかりが目立って残念ですが、こういう美しいところに目を向けて下さいねー。

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