あっという間に4月になってしまいました。日本は桜の季節ですね。

 

ギリシャでは、3月から春が始まると見なされています。この時期には、色々な春の行事や習慣が目白押しで気候も良く、旅行にも適した季節です。先週から夏時間に変わり、日本との時差も6時間となりました。

 

3月になると、子供が良く、手首に赤と白にねじったヒモを巻いていますが、これは、「マルティ」(ちなみに、3月はマルティオスです。)と呼ばれ、春が来ると日が長くなり、日差しも強くなるので、子供の肌が日焼けで痛まないようにする、お守りみたいなものです。私も、早速、今年用の日焼け止めを買いに行きました。

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また、地方によっては、「ヘリドニスマタ」と呼ばれる、燕(ギリシャ語でヘリドーナ)の歌を、子供が近所の家から家へと回りながら歌うという、昔ながらの習慣が残っているところもあるそうです。渡り鳥の燕は、春になるとアフリカ大陸からギリシャに戻ってくるため、春の使者・象徴として愛されています。最近のアテネでは、鳩の数が多くて燕の影も薄れていますが、たまに、軒先に燕の巣を見つけると、なんとなく私も嬉しくなります。

 

前の記事にも書いた通り、3月25日は、ギリシャの独立記念日でしたが、同時に、マリア様の受胎告知の祝日でもありました。

 

3月25日は、ギリシャ正教では12大祭のひとつにあたる大切な日で、生神女福音祭とも呼ばれます。聖書によれば、この3月25日に、大天使ガブリエルが神の使者としてマリア様の前に現れ、精霊により、マリア様がキリストを身ごもることを告知したと書かれています。劇的な場面なので、今まで色々な芸術家によって、絵画の題材にされてきたものです。この祝日も、救世主のキリストがこの世に現れると告知された日なので、春の到来の喜びと一致しています。そういえば、地下鉄の「エヴァンゲリスモス(ギリシャ語で受胎告知の意味)」という駅の名前もありますね。日本で「受胎告知」という名の駅があったら、結構驚きますけれど。

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そして、もうすぐ、ギリシャの年間の最大行事である復活祭(パスハ)!!移動祝日で、今年は4月19日にあたります。これは、キリストが十字架にかけられてから復活したことを祝う、また、春の到来を祝う盛大なお祭りです。1ヶ月以上の節食期間を経て、晴れて迎えるパスハの日には、マギリッツァと呼ばれる臓物のスープや羊の丸焼きを食べたり、歌ったり踊ったりして、人々は春を満喫します。

 

5月1日のメーデーには、野山にでかけて、春の花を摘んでリースを作ったりする習慣もあります。お花屋さんの店先にも、色とりどりのリースが並んで、華やかです。

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ギリシャの春は、花がとても綺麗です。2月末から咲き出す薄紅のアーモンドの花は桜を思わせ、お茶としても有名な可憐な白い花・カモミール、血のように真っ赤なけし(パパルーナ)、鮮やかな黄色の菜の花、濃いピンク色が青空に映える花ずおう(上の写真)、など、色とりどりの花が遺跡の周囲にも咲き乱れ、とても香しく美しい季節です。

 

 

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