ギリシャでは、生活のリズムは、ギリシャ正教のカレンダーによって決められているといっても良いでしょう。

 

カーニバル(アポクリエス)の季節が終わり、渡り鳥の燕が帰ってくると、ギリシャでは本格的に春の到来です。

 

先日3月2日は、カサリ・デフテラ(清浄な月曜日)と呼ばれる祝日でした。この日を境に、今年は4月19日に当たるパスハ(復活祭)まで、メガリ・サラコスティ(四旬節)という期間に突入します。

 

四旬節は、動物系の食事を制限する節食期間で、キリストの死を悼み、復活祭を静かに(?)待ち望む期間です。現在では、忠実に守っている人は少なくなっていますが、肉、魚はもちろん、牛乳、卵なども基本的には禁止です。

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四旬節の最初の日、カサリ・デフテラには、ラガーナと呼ばれる細長く、平べったいパンを食べ、イカ・タコ・エビなどの甲殻類はOKなので、シーフードを食べます。今年も、我が家はなんとかの一つ覚えで、同じプサロタベルナ(シーフード専門のレストラン)で楽しみました。

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また、豆料理や、セモリナ粉とゴマで作った濃厚なお菓子・ハルヴァスなんかも良く食べます。

 

今年のカサリ・デフテラにアクロポリス周辺に散歩に出掛けたら、暖かい陽気だったので、レストランの野外席は満員。みんな、おいしいシーフードに舌鼓を打っていました。こういう風景を見ると、節食・・・というイメージはないですね。シーフードは値段が高いので、節食というよりは、かえって贅沢な食卓です。

 

この日は、凧を飛ばす習慣もあるので、アクロポリスの上空に、小さく凧も見えていました。あれ、凧を撮ったはずなのに、ちっとも写ってないですね(苦笑)。

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タベルナ(食堂)やファーストフードの店、パン屋にいたるまで、この四旬節には「ニスティシモ」と呼ばれる、節食中の人向けの限定メニューができます。うちの旦那も、早速、チーズ抜きのピザや、肉抜きのポテトピロシキなどのパンを買って食べていました。お菓子屋さんでさえ、クリームやバターを使わないこの期間限定のお菓子を用意します。

 

ちなみに、この期間、私も旦那専用のメニューを考えるのが大変なのですが・・・例えば、我が家では、豆のスープ・サラダ、スパナコリゾ(ほうれん草のリゾット)、プラソリゾ(ネギのリゾット)、ゆで野菜のサラダ、野菜のオーブン焼き、貝のスープ、タコやエビのパスタ・・・などを作ったりしますが、健康的でダイエットにもなるし、一年に一回位は、こういう期間があっても良いものですね。

 

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長女が幼稚園で作ってきたこの紙人形は、「サラコスティ婦人」と呼ばれ、7本の足を持っています。これは、パスハまでのカレンダーのようなもので、1本の足は、1週間を表しています。節食を象徴するように、口は描かれず、カサリ・デフテラから毎週土曜日に1本ずつ、足を切り取ることになっています。(間違えて、2本目の足も、もう切ってしまった!!)そして、復活祭前日の土曜日に最後の7本目の足を切り取って、晴れてパスハ(復活祭)を迎えます。そして、最後にこの紙人形をイコン(聖人を描いた絵)の祭壇の下に飾るという習慣が、ヒオス島やその他の地域にあるそうです。うちには、あいにくイコンはないですが・・・

 

空腹のためにお腹を押さえ(?)、しんみりした感じがする可愛らしい人形です。

 

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