ギリシャでは、2月末はカーニバルの期間にあたりますが、カーニバルといえば、日本語では「謝肉祭」!。
ギリシャでは、カーニバルの期間内に、「チクノペンプティ(肉を焼く煙の匂いのする木曜日)」と呼ばれる肉を食べる日があり、今年は2月19日で、うちも、恒例の店に押しかけました。
この日は、ギリシャ人は皆こぞって、肉を食べに出掛けます。肉専門のレストランは「プシスタリア」と呼ばれ、炭火を使った肉料理が本当においしいので、肉を食べたい時にはお勧めです。
まずは、羊肉の内臓を串にグルグル巻き付けてあぶった「ココレッチ」。ほろ苦いレバーの味が絶品ですが、ちょっと好き嫌いが分かれる味で、店によって、当たりはずれが大きいです。
ギロと呼ばれるものは、初心者向け。下の写真のような肉を大きなナイフでこそげとって細かくしたものです。
かなり塩味が強いのですが、ピタ(下の写真の薄いパン)やトマト、オニオンなどと一緒に食べるとなんともおいしい一品です。ピタを油なしで焼いてもらうと、さっぱりして香ばしく、日本人の好みに合うと思います。街角では、ピタの中にギロの肉と野菜などを一緒に巻き込んだ物がファーストフードとして良く売っていますが、これは結構お腹にもたまるし、安いので小腹がすいた時にお勧めです。
パイダキャと呼ばれるのは、羊のリブ肉です。あばら骨ごとかぶりつき、肉を歯ではがしながら食べる姿はちょっとワイルドで、手も口の周りもベタベタ・・・自分が野獣のようになった気分ですが、これがまた美味。レモンをかけて食べれば、それほど気になりませんが、かなり油っぽいので、後で胃がもたれる可能性も・・・
旦那も私も、食べた後はすぐ胃薬を・・・(苦笑)
そうまでしてでも、食べたい一品です!
日本では、羊肉は匂いが気になると敬遠される方も多いですが、ギリシャの羊肉(アルニ)は全く臭みがなくおいしいので、是非、試して頂きたいと思います。カチカキと呼ばれる山羊の肉も、おいしいです。
プシスタリアは、あまりおしゃれな雰囲気ではないところが多いので、とにかく、味と値段優先で。
ワインも比較的安く、一人20ユーロ位で、充分楽しめると思います。
ちなみに、今回の会計は、大人4人、子供2人、たらふく食べてワインも飲んで、合計75ユーロ!お値打ちでしょ?
ふと考えると、毎年、同じようなことを書いているような気がする私。
でも、明らかに違うのは、旦那のお腹がかなり恰幅良くなってきたこと、それから、子供の世話をあまり焼かなくてもすむようになったこと!これは大きな違いです。やっと、最近は外食しても、少しは自分の食事を楽しめるようになりました。子供の成長を感じます・・・
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