10月28日は、ギリシャの国家記念日(祝日)でした。

通常「オヒ・デー」と呼ばれていますが、ギリシャ語で「OXI(オヒ)」というは

NO」の意味です。

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1940年10月28日、ムッソリーニ率いるイタリア軍がギリシャに侵入してきて、占領しようと試みた時、イタリア軍の「降伏するか」の問いに、ギリシャのメタクサス将軍が毅然と「オヒ!(否!)」と言って拒否したことが、この「オヒ・デー」の由来です。

 

圧倒的に不利な状況であったにもかかわらず抗戦の道を選択し、イタリア軍と厳しい山岳戦を闘い、最後には見事にアルバニア国境を越えて撃退した、記念すべき日なのです。誇り高いギリシャ魂と、自由への強い意志を感じるエピソードです。ギリシャには、「自由か、さもなければ死を!」という、独立戦争時の有名なスローガンがありますが、これはギリシャ人の気質を象徴しています。

 

さて、この日は祝日で、様々なギリシャの街でパレードが行われますが、この日の数日前には、学校でもパレードやお祭りが行われる習慣となっています。まだ意味も良く分からない幼稚園の頃から、こういう行事が行われるということによって、自然と愛国心が育ち、歴史に興味を持たせることができるのですね。この記念日に関する歌も多くあり、かなり難しい歌詞なのですが、語呂が良くできていて節が単調なので、子供は、お経のようにすぐ覚えてしまいます。学校のイベントでは、これらの歌を合唱し、生徒が一人ずつ詩(台詞)を斉唱したりします。

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ギリシャの有名な詩人、ソロモスの「自由への讃歌」が原詩となってできたギリシャの国歌や「国旗」という歌では、ギリシャ人の自由への熱い思いを歌い、「ドゥーチェ(ムッソリーニ)が軍服を着る」では、イタリア軍との山岳戦で、ギリシャ兵がいかに勇ましくイタリア軍を撃退したかを歌い、「ギリシャは決して死なず」という歌では、ギリシャの栄光と威信を歌っています。

 

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長女の幼稚園では、当時の新聞のコピーをくれ、「家でこの日のことを話し合って下さい。」との宿題が!(私には歯が立ちませんね。)ムッソリーニやメタクサ将軍の写真などが載っていました。 

ちなみに、幼稚園年長の長女と保育園に通う次女も、園のイベントで言う台詞をもらってきましたのでご紹介しましょう。ギリシャは演劇発祥の地ということもあり、小さい頃から、人前で台詞を言う機会や、演劇の催しがとても多いような気がします。こうやって、度胸がついていくのですね。

 

 

長女の台詞

「この記念すべき日、一同集え、国旗を高く掲げよ、志を高く持て!」

 

次女の台詞

「全ての民が、今日、私たちと共に祝う。偉大なる我々の祝祭、我々の勝利をたたえよ!」

 

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