アテネからの日帰り旅行ができる島に、アギストリという小さな島があります。
アテネ近郊の島としては、エギナ島、ポロス島、イドラ島などが有名ですが、アギストリ島は、エギナ島近くの島で、ピレウス港から高速船(Hellenic Seaways社、Agean社などのフライング・ドルフィン)で、1時間程度で行けます。普通の船(ポセイドン号)でも1時間半ぐらいでしょうか。ピレウス港の船の乗り場は行き先ごとにゲートが決まっており、アギストリ島へはE8という乗り場から出航です。LINE1の電車の終点、ピレウス駅を出て左方向に10分ほど歩くと、E8の乗り場が見つかります。そこに行くまでの道沿いに、船のチケットを売る店がたくさん並び、港の中に入ってからでも船のチケットは購入可能です。ただ、夏の混んでいる時期には、早めにチケットを購入しておいた方が安心です。
高速船「フライング・ドルフィン」がアギストリの港に着いて、バスで10分ほどの終点が、「スカラ」というメインビーチです。ギリシャの島らしい青い丸屋根・白い壁の教会、島のランドマークでもあるアナルギリ教会の真ん前に、美しいビーチが広がっています。
海は遠浅で、水はクリスタルの美しさ。遠くを眺めると、青いというよりは、エメラルドグリーンのグラデーションになった海の色が魅惑的です。波打ち際には、小さい魚が群れになって泳いでいたり、砂浜には、良く見ると、2−3ミリの小さい貝の赤ちゃんがたくさん落ちていたり、子供も大喜びです。
隣のエギナ島は、大型クルーズ船も立ち寄るため、あか抜けており、いかにも観光化されたような印象を受けますが、ここアギストリは、まだあまり観光ずれしていない、いい意味での田舎っぽさの残ったのんびりした雰囲気です。ただ、ビーチの施設(シャワーなど)は、充実しているとは言い難いですが・・・それは、ホテルや貸別荘で着替えたりシャワーを使う、長期滞在者が多いからでしょうか。
アギストリ・エクスプレスという船はエギナ島とアギストリ島のスカラ港間を頻繁に運航しており、わずか10分ほどの距離なので、エギナ島に宿泊し、アギストリ島にちょっと遊びに来たり、その逆のコースも容易です。
エギナ島
このスカラビーチの前の通りには、タベルナやカフェなどが建ち並び、港のあるメガロホリという村まで、ホテルや貸し別荘なども集中しています。夕方になると、島を周遊するハッピートレインもあり、その発着場もスカラにあります。タベルナの前には、こんな風に、タコを干してある風景にも出会えます。
海を眺めながらの、タコ、イカ、エビなどの炭火焼きは、ギリシャの島の醍醐味です。アナルギリ教会前のタベルナでは、タコのケフテダキャ(タコのミンチをフライにしたミートボール)や鰯のフライ、ズッキーニのフライなどが美味でした。
ビーチ巡りの他にも、海の幸、ギリシャ伝統料理、釣り、松の木の森でのハイキング、貸しスクーターや自転車でのサイクリング・・・など色々な楽しみ方がありそうです。
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この島は行ったことがありません。
7月の終わりアテネにいて、我慢できず
友人とエギナ島のアギア・マリーナに日帰りで
行って泳ぎました。
船に乗るだけでも とっても涼しくて気が晴れます。
東京からだときれいな海へは片道半日がかりで、
電車も道路も混むし、船でいけるアテネが
ほんとにうらやましいです。
ところで東京はもう秋の長雨シーズンに
入ってしまったみたいで、さみしいです。