前回の続きです。

 

アテネ・フェスティバルで「モーリス・ベジャールに捧ぐ 東京バレエ団とシルヴィー・ギエムの共演」を見に行ってきました。

 

夏のアテネの芸術祭は色んな会場で行われていますが、遺跡の劇場をそのまま使用するヘロディス・アッティコス音楽堂は、私の一番大好きな会場です。日本のアーティストも多く招聘され、最近では和太鼓のコンサート、蜷川氏の演劇なども上演され、好評を得たところです。

 

この劇場は、アテネで建設されたペリクレス音楽堂、アグリッパ音楽堂に続く3個目の音楽堂で、AD160年から174年にかけて、ギリシャ人の富豪、ヘロディス・アッティコスが、死去したレギラという妻を偲んで建立した建築です。ローマ時代の建築様式である半円形の形状、階段状の大理石の座席を持つこの劇場。半径は38メートル、ファサード(前方のアーチ形の窓のある壁)の幅は28メートルで収容人数5000名ほど。当時は屋根があったそうで、ファサードの窓が明かり取りになっていたそうです。

 

さて、シルヴィー・ギエムのソロはもちろん良かったですが・・なんといっても、この日のクライマックスは最後のプログラム、ラヴェル作曲の「ボレロ」に合わせて踊るギエムと東京バレエ団の群舞。

ギエムが踊る、真ん中に据えられた赤くて丸いテーブルが、まるで日の丸の旗のようでした。だって、周りをかこんでいるのが上半身裸の日本男児、総勢数十名!でしたから。その赤いテーブルの上で、ギエムがソロを踊り、あのボレロの単調な繰り返しのリズムに乗って最初は静かに、そして楽器の種類、音量が徐々に増していくにつれ、ギエムの踊りも熱を帯び、周囲の日本男児ダンサーが、二人位づつ徐々に椅子から立ち上がり、踊りに参加していくスタイル。私は、もちろんオペラグラス持参でしたので、ドキドキしながら細部をずーーーっと覗きっぱなしでした。

ギエムの卓越した表現力と体のしなやかさ、存在感は言うまでもなく、あの美しい長い髪をなびかせながら踊る姿に、観客の目は釘付けです。この吸引力がスターの証なんですね。

 

でも、それとともに日本人男性ダンサーの素晴らしさも印象に残る舞台でした。踊りはもちろんですが、なんといっても、あのつるりとして輝ける、筋肉の割れた美しい肉体!上半身は何も着ていなかったのですが、何よりも本人が引き立つ最高の衣装でした。多分、脱毛エステでもしているのでしょうね、脇毛も胸毛も一本もなく汗もあまりかかず、爽やかな風を思わせるものでした。顔も、ジャニーズ系のかっこいい人が多かったような気がします。なんだか、同じ日本人として誇りに思いました。踊りは見られなかったけれど、日本人女性ダンサー達も、後ろに一つに結んでおろした長い黒髪(付け毛?)が印象的で、とっても可愛らしかったです。

 

素敵な夜をありがとう!

 

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