afestival1 色々忙しくて、しばらくブログを休憩しておりましたが・・・きのう、アテネ・フェスティバルで充電してきました!

 

この半月は、子供関係の用事、家事雑事、歯医者、結婚式の仕事などで予定がたてこむ中、連日の猛暑で消耗するばかりでしたが・・やはり、自分のための時間を持って「感動」すると、元気が戻ってくるようです。

 

毎年楽しみにしているアテネ・フェスティバル。6月、7月に行われる、このアテネの夏の芸術祭では、様々な会場で、コンサート、バレエ、オペラ、演劇、などのイベントが目白押しです。

 

アテネフェスティバルHP: www.greekfestival.gr

 

きのう行ったのは、「モーリス・ベジャールに捧ぐ、東京バレエ団とシルヴィー・ギエムの共演」

 

去年亡くなった偉大なるフランスの振付師、モーリス・ベジャールの振り付け、日本からのバレエ団、去年のアテネ・フェスティバルで大ファンになったシルヴィー・ギエム・・ときたら、行かないわけにはいきません!でも、プログラムをチェックする暇もなく、チケットは買いそびれていたので、当日に思い立って旦那に子供を預け、タクシーを飛ばして、アクロポリスの麓、ヘロディス・アティコス野外音楽堂へ。

 

当日券はあるかなあ、と心配しながらの外出でしたが・・・やはり、人気のプログラムらしく、当日券は皆無(涙)。日本だったらダフ屋も登場するところだけれど、アテネでは見かけません。個人で、余ったチケットを持った人を探すべく、チケット売り場の前で、ウロウロ・・・あちこちで、チケットとお金のやり取りをしている人たちを見かけたけれど、タッチの差で、私の前にはそういう幸運はやって来ず・・・それに、一番安い30ユーロの席を買おうと思っていたから、100ユーロや60ユーロの高いチケットは買えないし。

 

9時半の開演の時間を過ぎ、遂にチケットを持った観客はゲートに吸い込まれ、待合い場所となっていた劇場前の広場も消灯されひっそりと静まりかえりました。無情にも入り口は閉鎖され、仲間はずれ、おいてきぼりをくったような寂寥感・・・

それでも、満月が綺麗な気持ちよい夜だったので、20分位、壁越しに漏れてくる音楽だけを聴きながら外をブラブラして、さ、諦めて帰ろうか・・と帰途につく階段を下り始めたところ、「エクスキューズミー」と呼び止められた私。振り向くと、若くて美しい天使が二人!!一人は金髪のノーブルな顔立ち、もう一人は黒髪のエキゾチックな顔立ち。外国人にしては小柄で華奢、ナイーブな感じの二人は、いかにも、ベジャールが好みそうな美少年なのでした。

 

「20ユーロのチケットが一枚あるのだけれど、欲しい?」と話しかける金髪君。その子が、私と同じようにウロウロしながら当日券を探しているのは知っていたので、「どうして自分で見ないの?」といぶかしげに聞くと、「友達の分が手に入らなかったからさ。一枚じゃダメなんだ。」と相方の方をチラリと見た。「ふーーーん。」と答えた私の頭の中では「20ユーロのチケットなんてあったかしら?ああ、学生割引料金のやつね。そんなので私が入れるのかな?いくらなんでも、学生と言うにはかなり無理がある年齢・・学生証を見せろと言われたらアウトだな」と色んなことを考えながら、まあ、ここまでわざわざ来たんだから、イチかバチかで行ってみるか。と思い、彼に20ユーロを渡して、握りしめていたちょっと皺になったお宝のチケットを受け取り、劇場の方にまた急いで戻りました。幸い、案ずるより産むが易しで、入り口の人も何も言わずに通してくれ、最初の東京バレエ団の演目が見られなかったのが残念だったけれど、かなり前の方の良い席で、残りのプログラムを、たった20ユーロの破格料金で堪能できたのでした!ああ、なんてラッキー!

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パリオペラ座バレエ団のスターである男性ダンサー2人が、マーラーの曲にあわせて、絡み合うように踊る演目がありました。見つめ合ったり、手を取り合ったり、微笑みあったり、ケンカをするようなしぐさをしたり、離れたりくっついたり・・・そして、最後は、一人がもう一人の手を引っ張るようにして暗闇に消えていくエンディング。バネのような完成された肉体全体、しなやかで繊細な手指、顔の表情、視線・・・すべてを通して醸し出される、不思議で濃密な二人の世界。なぜか、先ほど、チケットを譲ってくれた美少年二人の姿が、重なって仕方ありませんでした。あの二人にも、見せてあげたかったなあ、と、ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちがまぜこぜになって・・・感慨もひとしおでした。

 

長くなったので、続きはまた次回に。

 

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