今日は、先週起こった事件についてです。

 

長女を連れて、水泳教室に行く時のこと。

 

混んだトローリーに乗り、右手に長女の手、左手に荷物を持って、ポシェットはジャケットの下という状況。たった二駅で、降りようと思ったところ、なんだか気になったポシェットを開けると、財布がない!!!チャックは・・少しだけあいた状態だったかな・・騒いでも後の祭り。周りの人も、「もう逃げちゃっただろうよ・・・」「私も先週やられたわ」などと人ごとで・・・私は顔面蒼白になって、水泳なんか行ってる場合じゃないので、引きつった顔で家に急いで帰りました。もしかしたら、家に忘れたのかもしれないし・・と一縷の望みを抱いて。

 

でも、やっぱり家にもなかったんです。現金は100ユーロ位、カードが2枚、その他もろもろの名刺や写真やパスポートのコピー・・・何を入れていたかも、はっきりしない状態。気は動転していたものの、あわてて、カードを止める手配をして、警察に被害届をだし、念のため、現地の銀行にかけこんで、通帳で全部おろして・・・と、できることは全部して、あとはしょんぼりしていました。でも、ちょっと釈然としないのは、ポシェットはジャケットに隠れた状態だったし・・チャックが全開というわけでもなかったし・・・もしかしたら、どこかに落としたか置き忘れたか、次女がどこかに持って行ってしまったか(行方不明は日常茶飯事)・・・スリではない可能性もあるのですが、まあ、なくなった事実には変わりありませんよね。その日は、そんなわけで、1日中ブルーでした。

 

でも、長女が大好きな水泳に行けなくても文句も言わず、急いで家に引き返す時も、緊急事態を察してか、私の言う通りに静かにテキパキと動いてくれたし、家で慌てて緊急電話などをしている時も、一人でいい子に遊んでいてくれたので助かりました。そして、「ママ、大事な財布を取られちゃったのよ。」と泣きべそをかいて説明すると、自分のおもちゃの財布(何も入ってないんですけどね)を持ってきて、「持ってきたよ。ここにあるよ。」と言って、慰めてくれました。

「ごめんね。ありがとうね。」と私も言って、娘にまで心配かけて、しょうがない母親だなあ、と反省したのでした。

 

思えば、今まで○十年も生きてきて、何十回も海外旅行をして、7年も海外に住んで、私は一度も盗難にあったことがなかったんですよね・・その方が珍しいことだったのかも。旦那に話したら、旦那は2回、お姉さんも1回、お義母さんも2回・・・旦那がロンドンに住んでいた時は、空き巣に入られた経験も2回あるとか。だから、全然、驚いてませんでした(苦笑)。もっと同情してほしかったのにーーー!トローリーやバスがぎゅーぎゅーに混んでいる時は、乗らない方が賢明です。旦那の友達もやっぱり、混んだバスの中で被害にあったそうです。外出時は、最低限の現金だけ持ち歩く方が安心ですね・・(実は、前はそうしてたんですけど、七年も何もなかったので、油断して、最近財布に変えたばかりだったのです。)

ああ、最近、注意力散漫だ・・気をつけなきゃ。そんな話をしていたら、近くに住む義父母のアパートにも空き巣が入ったと聞いてびっくり。白昼堂々と2階に住むロシア人宅に空き巣が入り、貴重品はみんな持っていかれたとのこと。知人の犯行かも・・・めったに人を家にいれるのも用心しないといけませんね。

 

アテネも、以前よりは治安が悪化しているようです。皆さんもお気を付け下さい!!

あーあ、こんなことなら、バーゲンで有り金を全部使ってしまっていれば良かったな・・・

 

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