2007年01月17日

新天地へ旅立った父のギター

先日母から電話があって、結構驚いたこと。それは、おととし亡くなった父の遺品であるギターが、オークションで高値で売れたこと

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クラシックギターは父の若い頃からの趣味で、毎日のように弾き、教えたり、編曲をしたり、私のピアノと合奏した記憶もあります。私を音楽好きにしてくれたのも、ギターの音色に魅せられてフラメンコに熱中したりしたのも、父の影響でしょう。今日偶然かけた名曲アルバムのCDから、父の好きだった「アルハンブラの思い出」が流れてきて、思わず掃除をしながら涙ぐんでしまいました。まるで父が私のために弾いてくれているように感じたのです。

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数本あったギターのうち、1本はスペイン製の有名な「ホセ・ラミレス」というブランド。まあ、年代によってピンからキリまであるのですが・・・生前から父の自慢のギターでした。 倹約を友とし、財布の紐の固い締まり屋の父が一大決心をして買った、父の持ち物の中では一番価値のあるものだったでしょう。母も迷ったようですが、実家に置いておいても使うこともないし、湿気の多い家のこと、古いギターなので、木がゆがんだり割れたり、フレットが錆びたり、もう使い物にならなくなるのは目に見えていて・・・兄の助けでオークションで売ることにしたのです。父にとってもギターにとっても、実家で粗大ゴミ化するより、ギター好きで価値の分かる人に使ってもらった方が、本望でしょう。そうしたら、思ったよりも引き合いがたくさんあり、高値がつき、お嫁入り(?)が実現したのでした。マニアの世界って、やっぱりすごいですね。個人が気軽にオークションできる時代が来るなんて、数年前までは考えられないことでした。

 

江原啓之さんも言っていました。故人の遺品はあまり残しておかない方が良いと。それは、執着が残り、故人も遺族も新しい世界に踏み出せないからだそうです。

 

こうして、父の大切なギターは、新天地に旅立っていきました。

 

天国のお父さん、これで良かったですよね??私のもらった分はほんの一部ですが、このお金は大切に使わせてもらいます。

 

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kiyomulan at 03:22 │Comments(4)TrackBack(0)clip!国際結婚  | 日本のこと

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この記事へのコメント

1. Posted by バンビ    2007年01月18日 05:57
素敵なお父さんだったんですね。
きっと、天国で喜んでいらっしゃると思います。
2. Posted by kiyomulan    2007年01月18日 06:04
バンビ様
素敵なお父さん・・・って言われると、苦笑してしまうんですが(あまりに真実からは遠いので)・・・どうもありがとうございます。実は、あんまり仲は良くなかったんですけどね、いなくなってしまうと、また違う感情が湧いてくるものです。喜んでくれてると勝手に信じてます(笑)。
3. Posted by katerina    2007年01月20日 01:09
故人のものって思い出があってなかなか整理出来ないんですよね。母が他界した時、父から母のものを見ると悲しくなるから全て引き取るか処分するかしてくれと言われ妹と朝から晩まで3日かかって全部片付けました。その時は父の決断に異を唱えましたがkiyomulanさんが書かれてるように故人も遺族も新しい世界に踏み出せなくなるから正解だったんだと今では思います。
お父様のギターも新しい持ち主さんに愛されキレイな音色を奏でてくれるといいですね。
4. Posted by kiyomulan    2007年01月20日 04:07
katerina様
お母様のこと、さぞお辛かったでしょうね。現実と向き合い、自分の中で折り合いがつくまでには、時間しかないのだと思います。父のギターも、今頃、ちゃんと手入れもされて、毎日音色を奏で、息を吹き返していることと思います!

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