2006年12月16日

ギリシャ妊娠・出産体験記 11)次女出産(その2)

次女出産 その1)からの続きです。

 

まあ、そんなこんなで分娩室に行ったら、そこはまた煌々とライトがともり、まぶしいほど。その光にホコリの粒子が反射して見えています。掃除、ちゃんとしているのかしらと思ったほど。(まあ、うちもそうか・・・

 

ここで参ったのは・・・観客の人だかりです。良く、大学病院などの手術は、学生などの見学が来て見世物にされると聞いたことがありますが、ここも、廊下にたむろっていた若いスタッフがゾロゾロと入ってきて、のぞきこんでいるのが、広げた股の間から見えて・・・あーーーあ、とため息です。アジア人のはどんなのか・・という好奇心で見ているのかなあ、なんて思ったりして、でも、どうしようもありませんよね。早く生んで終わらせたいと思うだけです。そのスタッフたちが、「あーでもない、こーでもない」と言っているのが聞こえるのですが、詳しい内容は分からず、何か問題でもあるのかと不安になりました。でも、結局、そんなに時間もかからずに3−4回のいきみで生まれ、この歓迎されざる状況から解放されたのでした。私立病院の時は、産んだばかりの赤ちゃんを胸にのせてくれたりしましたが、ここでは、ちらっと見せてくれただけで、すぐに別室に連れ去られ・・産声が長女の時より大きいかなあ、ぐらいの感じしか分からなくて残念でした。まあ、とにかく鼻が詰まって呼吸困難、ヨガの呼吸法をやることもできず、いきむのが大変でしたが、安産で早く終わってくれたのが幸いでした。思えば、長女の時は陣痛が始まってから出産まで丸1日くらいかかったのに、次女の時は、陣痛もあまり感じることなく、入院して2時間くらいで産まれたのでしたー!この差は大きいですね。

 

そして、出産後の様子を見るために別室に2時間くらい放置されて、また凍えるはめに。1月でしたから空気は寒く、足がにゅっと出たままの手術着では、裸同然です。薄い毛布1枚では足りず、悪寒がし、何度も看護婦さんに「毛布を持ってきてください」と頼んだのに、「もうすぐ病室に移すから」といって、持ってきてくれないのです。あれも、今思えばイジメだったのかしらと思います。そのせいで風邪が悪化し、声も出ず、鼻が詰まり、入院中は本当に辛かったです。相部屋の人に迷惑なので、あまり思い切り鼻をかんだりもできず、赤ちゃんに風邪をうつしてもいけないと気を使い・・・

 

そして、公立の病院はやはりサービスがひどく、まあ、期待はしていなかったのですが、希望していた二人部屋が空かないといって(何かうそ臭い)別病棟に入れられたり、食事は空腹でもひどくまずいし、朝食なんて、ラスクと牛乳だけ。食べ物は、ほとんど、旦那に配達してもらいました。シャワー室のドアは閉まらないし、すぐ水浸しになるし。入院の持ち物も、「紙おむつ以外は全部」と言われて色々持ってきたのですが、赤ちゃん用のシーツは持ってこなかったので、看護婦さんに怒られたり。そんなの、何か、持ち物リストでも作って紙1枚渡せばすむことなのに、本当にオーガナイズされてないんだから!看護婦さんも、皆役所的で不親切。まず、笑顔を見せると損するみたいに皆仏頂面。早く、退院したいよー!とずっと思っていました。結局、3泊4日で最短退院できてよかったです。

 

まあ、色々不満が残りましたが、安いから仕方ありませんね。トータルにしたら、私立と比べ、何十万円の差です。公立で産めば、保険でカバーできるので、自己負担はほとんどありません。私立の時は、もともと高いのに、黄疸が出て3泊も延泊し、黄疸の検査代や薬代も嵩んで大変でした。同じ部屋の人が、私立はお金もうけのために、わざと延泊させるようにするのよ、とか言っていましたが、あながち嘘ではないかもしれません。

 

この辺の、私立・公立の比較論はまた次回に・・・

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この記事へのコメント

1. Posted by pm    2006年12月16日 15:56
公立だと、保険でカバーされるんですね。でも、それだけのサービスしか受けられない。。悩むところです。でも、私立の魂胆も同感。お金儲けのためって感じは伝わります。母子ともに健康でいることが、何よりの節約ですね。帰って、日本で里帰り分娩したほうが安いかもって思いました。飛行機代なんて、ぎりしゃの私立病院の金額より安いですよね。はあ、、、先が思いやられます。
2. Posted by kiyomulan    2006年12月16日 16:38
pm様
そうですね。差額でゆうゆう飛行機代が出ますね。
ただ、だんなさんと経験を共有できない、ギリシャに帰る時に、赤ちゃんを連れてでは大変・・という問題はありますね。
3. Posted by greeklife    2006年12月17日 18:39
勉強になりました〜(冷汗)。私も心の準備が必要なようです。もう自分の世話は自分でする、ぐらいの覚悟で行かないとだめですね。でもkiyomulanさんはどちらも普通分娩で健康なお子さんが生まれて本当に素晴らしいですね♪私の友人で私立に行った子は、みんながみんな揃いも揃って帝王切開で、これもやっぱりどこかにお金が関係しているのかなと思うと、そういう医療のあり方にちょっと心が重くなります。
4. Posted by kiyomulan    2006年12月17日 20:29
greeklife様
まあ、私個人の体験ですから、一般化できませんので、公立でも良いところもあると思いますし・・・でも、ある程度、覚悟はしておいたほうが、その時のショックも少ないのでは・・と思います。

帝王切開、やっぱり多いですよね。お医者さんも、予定が立つので楽ですものね(苦笑)。でも、これも、本当に必要がある場合も多いので、自然分娩がいいとも言い切れないんですけどね。
5. Posted by みよ    2006年12月18日 23:39
ギリシャは「帝王切開」=お医者さんに予定がたつ+お金になる という方式なんだそうですよ。公立病院はどこもおっしゃるとおりだと聞きました。
ちなみにイタリアの公立病院ではあくまでも自然出産、(陣痛促進剤すら極力避ける)費用は社会保険があればほとんど無料、妊娠中の検査もケアも行き届いていました。相部屋は2〜3人でいつもテーブルには食卓用オリーブオイルとビネガーが常備おかれ食事はビュッフェで量も質もよかったのを覚えています。私的にはとても満足。
6. Posted by みよ    2006年12月18日 23:39
ギリシャと同様、妊娠中の検査・出産時の配偶者同伴は普通だったのでいつも病院の待合室は妊婦の倍の人でいっぱいでした。ギリシャで出産していたらどうだったんだろう?所かわれば色々違うものだと思いながら読んでます。そうそう最近は妊娠中のプラセンタを保存して後々子供たちが怪我やら大病をしたときの治療に用いるらしくギリシャでも通常出産費用+3000ユーロくらいでできるんですって。すごいですね。
7. Posted by kiyomulan    2006年12月19日 00:20
みよ様
帝王切開は、やっぱりお医者さんにとっておいしいんですね。どうりで、多いはずです。でも、保険で出る額も多いですよね。

イタリア料理のビュッフェなんていいなあ!イタリアンの方がずっと公立でも良さそうですね。

プラセンタって美容にいいとは良く聞くけれど、子供の病気にも効くのですか。無駄なしですね。

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