次女出産 その1)からの続きです。

 

まあ、そんなこんなで分娩室に行ったら、そこはまた煌々とライトがともり、まぶしいほど。その光にホコリの粒子が反射して見えています。掃除、ちゃんとしているのかしらと思ったほど。(まあ、うちもそうか・・・

 

ここで参ったのは・・・観客の人だかりです。良く、大学病院などの手術は、学生などの見学が来て見世物にされると聞いたことがありますが、ここも、廊下にたむろっていた若いスタッフがゾロゾロと入ってきて、のぞきこんでいるのが、広げた股の間から見えて・・・あーーーあ、とため息です。アジア人のはどんなのか・・という好奇心で見ているのかなあ、なんて思ったりして、でも、どうしようもありませんよね。早く生んで終わらせたいと思うだけです。そのスタッフたちが、「あーでもない、こーでもない」と言っているのが聞こえるのですが、詳しい内容は分からず、何か問題でもあるのかと不安になりました。でも、結局、そんなに時間もかからずに3−4回のいきみで生まれ、この歓迎されざる状況から解放されたのでした。私立病院の時は、産んだばかりの赤ちゃんを胸にのせてくれたりしましたが、ここでは、ちらっと見せてくれただけで、すぐに別室に連れ去られ・・産声が長女の時より大きいかなあ、ぐらいの感じしか分からなくて残念でした。まあ、とにかく鼻が詰まって呼吸困難、ヨガの呼吸法をやることもできず、いきむのが大変でしたが、安産で早く終わってくれたのが幸いでした。思えば、長女の時は陣痛が始まってから出産まで丸1日くらいかかったのに、次女の時は、陣痛もあまり感じることなく、入院して2時間くらいで産まれたのでしたー!この差は大きいですね。

 

そして、出産後の様子を見るために別室に2時間くらい放置されて、また凍えるはめに。1月でしたから空気は寒く、足がにゅっと出たままの手術着では、裸同然です。薄い毛布1枚では足りず、悪寒がし、何度も看護婦さんに「毛布を持ってきてください」と頼んだのに、「もうすぐ病室に移すから」といって、持ってきてくれないのです。あれも、今思えばイジメだったのかしらと思います。そのせいで風邪が悪化し、声も出ず、鼻が詰まり、入院中は本当に辛かったです。相部屋の人に迷惑なので、あまり思い切り鼻をかんだりもできず、赤ちゃんに風邪をうつしてもいけないと気を使い・・・

 

そして、公立の病院はやはりサービスがひどく、まあ、期待はしていなかったのですが、希望していた二人部屋が空かないといって(何かうそ臭い)別病棟に入れられたり、食事は空腹でもひどくまずいし、朝食なんて、ラスクと牛乳だけ。食べ物は、ほとんど、旦那に配達してもらいました。シャワー室のドアは閉まらないし、すぐ水浸しになるし。入院の持ち物も、「紙おむつ以外は全部」と言われて色々持ってきたのですが、赤ちゃん用のシーツは持ってこなかったので、看護婦さんに怒られたり。そんなの、何か、持ち物リストでも作って紙1枚渡せばすむことなのに、本当にオーガナイズされてないんだから!看護婦さんも、皆役所的で不親切。まず、笑顔を見せると損するみたいに皆仏頂面。早く、退院したいよー!とずっと思っていました。結局、3泊4日で最短退院できてよかったです。

 

まあ、色々不満が残りましたが、安いから仕方ありませんね。トータルにしたら、私立と比べ、何十万円の差です。公立で産めば、保険でカバーできるので、自己負担はほとんどありません。私立の時は、もともと高いのに、黄疸が出て3泊も延泊し、黄疸の検査代や薬代も嵩んで大変でした。同じ部屋の人が、私立はお金もうけのために、わざと延泊させるようにするのよ、とか言っていましたが、あながち嘘ではないかもしれません。

 

この辺の、私立・公立の比較論はまた次回に・・・

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