ちょっと間があいてしまいましたが・・・まだ、このシリーズは終わったわけではないのです!今日は、長女を出産した後、私立病院での入院生活についてです。 hospital

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院は、私立でサービスも良いと評判のI病院。2004年に開かれたアテネオリンピックスタジアムのすぐ横です。私がいた時は調度オリンピックの1年前でしたが、まだ海の物とも山の物ともつかない「瓦礫の山」が病室の窓から見えました。部屋も綺麗で掃除婦さんが「これでもかー!」という位にいつもピカピカに掃除していたし、シーツも頻繁に変えてくれ、食事は午前、午後とおやつ付きで、食べきれないほどでした。味も、まあまあでしたね。スリッパもくれて、タオルも豊富、ホテルのように快適でしたよ。

 

出産後の回復は早かったですが、とにかく痛かったのが「局部」です。あれだけのものが出てきたわけですから、仕方ないですよね。今だに、3.5キロの赤ちゃんがここから出てきたということ(そして、元に戻っていること)が信じられない私です。

 

会陰と呼ばれる出口のところを出産の際にハサミでチョキンと切り(注:会陰切開は、出産のいきみで裂けたりすると回復が遅れるため、あらかじめ切って傷口を綺麗に治りやすくする方法です。)6針ほど縫ってあったのですが、そこがもう痛くて痛くて座れない・・・寝ている時はなんでもないのですが、トイレに行くと小の時はしみるし、大の時は傷が開きそうな気がしていきめないし・・・出血も随分続き、貧血気味の私は心配でした。椅子に座れなくて、お尻の片方をあげて、局部に体重がかからないように加減して斜めに座るという状態が一ヶ月ほど続きました。母に頼んで、真ん中に穴のあいているドーナツ型の円座を送ってもらい、それに座っていたんですよ。あれはいいです!

 

でも、ギリシャの女性は強いですよ。動いても良いというお医者さんの許可がおりるや否や、おもむろに活動開始です。産んだ次の日には病院の下にあるカフェにお茶しに行くは、着替えて近くの店まで遊びに行く人もいるは、ひっきりなしに見舞い客が来てワイワイと談笑するは、携帯電話でおしゃべりするは・・・で大変です。特に、病気で入院しているわけではないので、皆、明るく、見舞い客も手にお祝いを一杯持って、病室は花束やお菓子だらけ。ギリシャ人のこと、面会時間を守るわけがなく、4人部屋にいた私は、静寂が欲しいーーー!とずっと思っていました。それにしても、ギリシャ人の良くしゃべること、しゃべること!口から生まれた民族みたい。

 

まあ、うるさいのは100歩譲ったとしても、困るのが授乳の時です。この病院、施設は最高なのに、相部屋でも、個人のカーテンがないんです。これには、ちょっとたじろぎましたよ。産む時もそうでしたが、やっぱりプライバシーが全然ないんですよね。面会時間で来客があふれている時に、ちょっと着替えしたり、寝たり、搾乳したりしたい時ってあるじゃないですか。でも・・・カーテンがないので、丸見え。普段は母子別室で、授乳時間になると新生児室から赤ちゃんが運ばれてきます。さすがに授乳の時は来客禁止ですが、例によって家族(旦那さんとか)がそばにいたりするし、そこでおっぱいを出すのは恥ずかしい。なんたって、ギリシャ人女性の胸は、そうでなくても立派なのに、子供を生んだとたんに、またそれが1.5倍位になって、まるでホルスタインみたいに巨大になっちゃうんですから。なんだか、同じ人間とは思えない不気味さです。私みたいにささやかな胸の持ち主は、なんだか劣等感で。(それでも、多少は大きくなったんですけどね。)

 

でも、不思議なのは、産む前に見学に来た時は、そのカーテンがないことが気になって気になって仕方なく、病院を変えたいとか、ついたてを頼もうかとかマジメに思っていたのですが、あの壮絶なお産の後では、そんなことはちっぽけなことに思えて、「ま、いっか。」という風になったんですよ。やはり、子供を産むと女は強く(恥じらいがなく?)なっちゃうのかしら。

 

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