2006年11月29日
ギリシャのオレンジ
ギリシャの気候は、地中海性気候。夏の間、太陽の恵みを存分に受けて、素晴らしいオレンジが産出されます。オレンジは、オリーブと並んで、私にとって、とてもギリシャらしいイメージがあります。
1年中オレンジは売っていますが、輸入物だったり、貯蔵品だったりして、フレッシュなギリシャ産オレンジに出会えるのは、調度今の時期です。形はまん丸、色は少し薄めのオレンジ、皮の感触はすべすべで、青空マーケットでは、新鮮な葉っぱや枝つきで売っています。もちろん八百屋さんやスーパーでも。
はるか昔、私が学生だった頃、はじめてのヨーロッパ旅行でギリシャを訪れたのは寒い冬。私はひどい風邪をひいていて熱もあり、フラフラで声も出ない状態でした。同行の友達はひとりで観光にでかけ、私はアテネに3日位の滞在中、ほとんどホテルで寝て過ごすことが多かったのです。
でも、そんな中で感動したのが、ホテルの朝食に出る生オレンジジュース。こんなにおいしい飲み物、初めて!って感じの感動を覚えました。実際、初めてのギリシャで一番印象に残った食べ物(飲み物ですが)が、このオレンジジュースだったんです。まあ、風邪で体がビタミンを欲していたこともあるのですが。爽やかな香り、ほど良い甘みと酸味(この酸味がいいんです!)、あー美味しい!我が家では、毎日絞って飲んでいます。日本から見ると贅沢なことだと母に言われました。
そうそう、アテネの街では、路上の街路樹として、下のような木を方々で見かけます。ちょうど今、少し固めの実をつけていて、かわいいですよね。私も初期の頃は「街の中にもオレンジがある!やっぱり地中海だわー!!」なんて感動して、これをバックに一緒に写真を撮ったりしたのを思い出します。初期の頃って、こんな小さなことで感動してたりしてたんですよね。
(国会議事堂前の並木)
でも、この木、後で知ったのですが、普通のオレンジではないんです。食べないでくださいね!普通のオレンジは「ポルトカリ」ですが、これは「ネラジア(ビター・オレンジ)」と呼ばれていて、ギリシャのマーマレードのようなお菓子(グリコ・クタリウ)にされたりはするようですが、生では食べられません。ちょっと試しに一つとって、果肉をなめてみましたが、生では酸っぱくて食べる気しませんね。柿で言うと「渋柿」みたいな感じかなあ・・・。確かに、おいしければ、みんな夜の間に取られて、売られちゃいますよね。だから、これは鑑賞用ということで!
これにまつわる義父の話・・・・昔、義父が子供の頃、北部ギリシャに住んでいた時のこと。ドイツ軍が侵攻してきた時、このネラジアの木をオレンジと勘違いして、何も知らないドイツ人兵士たちが喜び勇んで食べているのを、クスクス笑いながら見ていたのを思い出すと言っていました。
ギリシャには、先日書いたハーブティーもそうですが、自然の恵みがたくさんありますね。
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(追記:ネラジアは、日本名ではダイダイではないかと、読者の方からコメントいただきました!どうもありがとうございます。調べてみると、ポン酢の原料にされたり、皮には薬効もあるみたいです。何年も実が落ちないこともあることから、「代々」と呼ばれるようになったという説もあります。春になると、実がまた青い色に変わるのだそうです。(若返り!?)今まで、花の時期に実も一緒になっているので、おかしいなあと思っていたのですが・・これで疑問解決です
。)
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この記事へのコメント
私は葉付きマンダリン(みかん)に今でも毎年感動しています。(^.^;
マンダリンもおいしいですよねー。ちょっと小ぶりで、かわいいし。ほんとに自然のビタミンを感じます。
今の時期、必須ですね!
職場の近くの道路際には、かりんの木がたくさんあって、風が強い日に落ちてた実をひろってジャムをつくりました。へへ。
グリコ・クタリウ(ギリシャ版マーマレード)にするとしても、この街中のものは、皮に排気ガスがたくさんついているようで、あんまり食べたくないですけどね・・・
かりんは、のどにいいんですよね!
私も冬になってちょっと疲れても、しっかり枝にしがみついて、春になると青く若返るダイダイみたいになりたい!でも、私は根性がないので、簡単に道路に落ちるタイプかも。
地中海地方のフレッシュオレンジジュース、本当に美味しいですよね。スペイン旅行中も、あまりの美味しさに感動して毎日飲んでました。お蔭で旅行中に覚えたスペイン語の中で、『スモ・ナランハ』だけは忘れません。
私も、春になると青く若返ると読んで、びっくりでした!どうりで、花と一緒に実もなってるわけですね。(疑問解決)
スペインもおいしいですが、イタリアの果肉の赤いオレンジのオレンジジュースもおいしいですよー。私も、旅行中そればっかり飲んでました。名前は忘れましたが・・
ただ、個人的にニガ酸っぱくて、サングインニジュースは無理です 笑
毎日絞ってジュース飲んでます。ほんと美味しいですよね!ギリシャ来るまでオレンジジュースなんて好きじゃなかったのに。大好きになりました。
そうそう、道に生ってるネラジア、私も始めてギリシャ来たの2月だったから、夫に「わぁ!オレンジなってて可愛いね!」って言ったら、「これはでも食べられないよ」って言われました。
サングインニ・・・だったかどうか、覚えてませんが・・・そんなに酸っぱかったですか?そういう記憶はないのですが。日本でも、ブラッドオレンジジュースという名前で売られているようです。でも、本場の絞りたての味とは違うでしょうけどね!
そう、最初は、都会の真ん中にオレンジ(らしきもの)がなっているだけで、感動しちゃうんですよね。あいちゃんは、オレンジもレモンも毎日飲んでるから風邪に強いんですね!
義母に言われてから、私も、これからはレモン汁も飲もうと決めました!
ネラジア=ダイダイなんですか!!手作りポン酢にレモンや他の柑橘系果実を使っていましたが、今度ネラジアで試してみます!
そういうコメントを頂いたので・・・多分そうだと思います。少なくとも、ダイダイの英語名はビター・オレンジですね。これからの季節、鍋物に試してみる価値はあるかもしれません!
でもあまり交通量の多い道のは使わない方がいいですけど...
ギリシャでも地方によってはダイダイの汁を料理に使ったりするみたいですよ(レモンみたいに、酸味として使います)。以前近所に住んでた奥さんも、よく街路樹のダイダイをもいでました。
お帰りなさい!!いかがでしたか?日本は。
料理にも使えるんですね。ただで、いくらでも手に入るから便利です。でも、やっぱり皮は使いたくないですね。


