2006年11月22日
元船乗りの思い出話
先日タクシーに乗った時の、タクシーの運転手さんとの会話。
「あなたは中国人?日本人?」
「日本人です。」
「日本のどこ?」
「東京です。」
(ミコノス島の夕焼け)
「35年前、僕が若かった頃、名古屋に3ヶ月もいたんだよ。」
「ああ、元、船乗りさんですね!」
「そうそう、昔は、ギリシャといえば、船乗りさ。神戸、佐世保、横浜・・・懐かしいねえ。名古屋には、修理の関係でいたんだ。エンジニアだからね。(ちょっと自慢げ)日本人はみんないい人だったよ。だから当時、ギリシャは日本びいきだったし、日本人もギリシャ人に好感もってくれてたよ。今はどうなのかな。時代が変わったからね。
僕がSeikoの時計を買いに行ったとき、店のご主人と意気投合して、粋なはからいをしてくれたよ。すごく高い腕時計を買ったんだけど、船のエンジニアだと言ったら、こんな高い時計を仕事中にするのはもったいないから、こっちのをプレゼントするから、仕事中はこっちをしなさい、と言って、別の時計をプレゼントしてくれたんだ。うれしかったよ。ギリシャ人は、そういう恩を一生忘れないんだ。この車もトヨタので、最高さ!」
このテの会話、何度したでしょう・・ギリシャで。日本人と知ると、よってきて、こういう昔話をしたがるおじいさんがたくさんいるのです。目を輝かせて、ちょっと遠い目をしたりして。ほとんどの元船員さんたちは、日本にとても良い印象を持っていて、当時の日本人に感謝してしまうくらいです。そして、また多いのが日本女性との束の間のロマンスの話・・・これも良く聞きましたよー。さすがギリシャ人、船をおりれば、無駄に人生過ごしてませんね(笑)。そして、束の間で終わらせず、ちゃんとギリシャにまでお嫁さんを連れてきてしまう人だっているんですから、ブラボー!です。まあ、どちらにしても、聞いていて、気分の悪い話ではないので、結構、楽しく聞き役になっています。
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この記事へのコメント
そうでしたかー。前、束の間のロマンスの話をしていたおじいさんに「君はその時のコペラに似ている。」と言われて、くどかれてるのかと思っちゃいました(笑)!
当時だったら、時計も安くなかったと思うし、その時計屋さんも、気前いいですよね!
彼のお父さんも船乗りで。盲腸で横浜の病院に入院して長期滞在したそうです。彼を横浜に連れていき、写真を彼のお父さんに送ったらかなりビックリしてました。あまりにも近代化されてることに。
ロマンスですか。。。港付近にはギリシャとのハーフがいるんでしょうね。
横浜は、あまりの変化ですよね。みなとみらいなんて、ほんとに未来都市みたい。(ああ、中華街行きたいです!)あそこは、やっぱり異国的な香りがします。
ギリシャとのハーフ・・・昔の日本女性だから・・・そこまではどうでしょうね。
読んで僕の出身教区(横浜にある正教会)のとあるギリシャ人のおじいさんを思い出しました。そのおじいさんはギリシャ船員で、日本女性と恋に落ち結婚、横浜で長いことギリシャ料理店を開いていました。
彼のように定住した人もいれば、結婚後夫婦でギリシャへ戻った人も居るようで、昔の教会記録にはギリシャ船員と日本人女性の結婚がかなり記されているようです。
日本に定住したギリシャ船員さんたちの子孫は今でも横浜をはじめ世界中で元気にがんばっていますよ。
でも、現在の横浜のギリシャ人は本当に数えるほどで、件のおじいさんも横浜にいる同じ年代のギリシャ人は誰も居ないと、少しさびしそうに語っていました。
はじめまして。
そうですか、日本に住み着いた方もいらっしゃるのですね。
オーストラリア、カナダ・・・など、ギリシャ人のたくさん移住した地域ならいいですが、日本だと、本当に数百人しかギリシャ人はいないと聞くので、さびしいでしょうね。でも、ギリシャ人はバイタリティーがあるので、世界中で活躍しているようで、頼もしいです。
昔、プロ野球選手で佐野元国という日希ハーフの方がいましたが、彼は横浜の出身でした。
そうですか。知りませんでした。やっぱり、横浜港に寄航したときに、ご両親は知り合ったのでしょうか??
日希カップルには、色々な物語がありそうですね。


