ギリシャも少子化社会で、子供はとても大切にされます。また、子供好きな人が本当に多く、赤ちゃんを見ると寄ってきて、あやしたり、かわいがったりしてくれる人が多いのに驚きます。また、家族・親戚ぐるみで育児も協力しあうので、子供を生み育てるのには良い環境かもしれません。

 

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ただ、こちらの公立病院はひどい、という噂を聞いていたので、初産でもあるし、高齢出産でもあるし、費用はかさむけれど、最初はホテルさながらの私立病院で生むことにしました。次女は公立で生んだので、その差に唖然。どのように「ひどい」のかは、また後日書きますね。

 

お医者さんは、義姉の知人であるソティリス先生。担当助産婦さんはエレフセリアさんで、これはなかなか縁起の良い名前。ソティリスというのは、「人を救う」という意味があり、エレフセリアというのは、「自由」という意味です。この先生には、妊娠するまでも随分お世話になり、実際に私の手術をしてくれた人でもあります。ギリシャでは、「無事のご出産を」の意味で「カリ・エレフセリア!」と良く言いますが、色々制約の多い不自由な妊娠生活から解放され自由になるという意味合いで、実感がありますね。でも、私が「自由」になるまでには、色々な危機があったのです。(この危機については次回に・・・)

 

こちらでは、産婦人科の先生は、イアトリオといわれる自分の診療所を持っていますが、そこは診察だけで、実際に産むときは、契約病院の施設を借りて、そこで出産となります。ふだんの定期健診は、その診療所に行くわけですが、まず、待合室に入って驚くのは、ほとんどの場合、皆さん夫婦同伴で来るということ。日本の場合、妻の定期健診に夫が会社を休んでつきそう・・・なんて、ほとんどないですよね?夫婦で出産に臨むって感じで、なんかいいなあ、と思いました。皆がそうやっていれば、それが当然、という常識になるじゃないですか。

 

そして、妊婦さんは、ハイヒールをはいていたり、夏だと素足だったり、おへそを出していたりして、結構自由でびっくり。妊婦服を買わずに、旦那さんの洋服や大き目な普通服で済ます人も多いらしいです。私はワンピースの妊婦服が好きなのですが、そういう服はほとんど売っていなくて、日本から送ってもらったり、LLサイズのウェストのないワンピースで代用したりしました。こちらではサロペットやパンツスタイルの妊婦ばかり見かけます。どうしてなんでしょうね??

 

母親学級とか生活指導もないので、結構不安でした。そういう、親切というか、至れり尽くせり(ある意味、お節介?)のシステムは日本的だなあと実感する次第です。

 

私は日本の出産本を5冊位持っていて熟読していたのですが、日本とギリシャでは色々な違いが。妊娠週の数え方も違うので、紛らわしかったです。それから、最初の診察だけは内診しましたが、それから出産まで、なんと1回も内診がありませんでした。日本の本を読むと、体験談で、「内診が痛くて嫌だった・・・」とか書いてあったので恐れていたのですが、本当にやらなくていいの?って感じで。その代わり、お腹の触診と超音波の診断、時々血液検査をし、超音波の子宮内写真だけは毎回くれました。はじめは芥子粒みたいだった子供が、おたまじゃくしみたいになり、だんだん人間らしくなって、体の手足や細かいところが見えたり、心臓の音がはっきり聞こえるようになると、その進化の奇跡に驚きながら、本当に愛着が湧いてくるものです。

 

出産方法としては、日本では「自然が一番で、この生みの苦しみに耐えなければ一人前の母とはいえない」みたいな精神論があるように思うのですが、こちらでは帝王切開や無痛分娩がほとんどで、自然分娩を選ぶ人は少数派です。私は、人一倍痛みに弱いので、無痛分娩で生めて、本当にラッキーでした。入院期間は4-5日が普通で、日本より短いですよね。

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