なんでこうなるの???

 

という運の悪い日ってあるものです。

9月23日は、私が「慎ましく正直に生きてきたウン十年の人生」の中で、初めて罰金というものを払うはめになった、記念すべき(?)日です。

 

ウィークデーはあまり自由に出歩けないので、土曜日のお店が開いている時間帯(3時頃まで)は、とても貴重です。留守番してくれる旦那と子供の昼食の用意をして、雨模様の中、色々な用事をすませるために頭の中であれこれ計画を立てながら、慌ててトローリーに飛び乗ってシンタグマに向かう途中の出来事。

 

いつものようにポシェットの外側のポケットから買い置きしてあるチケットを無意識に出し、刻印機に差し込んで、ガチャっと刻印をし、やれやれと席に腰をおろしてしばらくすると・・・やってきました、抜き打ち検札員が!トローリーやバス、地下鉄に乗るときには、必ずチケットに刻印を入れないといけません。この抜き打ち検札員が来た時に刻印をしていないでつかまると、罰金を取られるのです。この職業の人たち、共通して鷹のように目つきが鋭く、うむを言わせない態度で、やって来るとちょっとひるみます。

 

さて、私はこの6年間、ちゃんとチケットに刻印していたので、別に恐れることもなかったのですが・・・その日は、なぜか、刻印したはずのチケットが見つからずに、かばんやポケットを焦りながら探し回り・・・本当に刻印したのかどうかさえ、自分で自信がなくなって・・・

 

でも、そのパニック状態の私をクールな目で見ていた検札員が「ちょっとそれ、見せて」と言われたのは、捨て忘れていた古い使用済みチケット。これは違うのにー、と内心思いながらも見せると、なんと、その捨て忘れた無効のチケットの上に、間違って再度刻印してしまっていたのでした

 

す、鋭すぎる、この人!

 

そして次には、「罰金30ユーロ」という容赦ない判決が・・・・・そう、罰金は、料金の60倍なのです。

 

チケットには、日付、時間、トローリーの路線番号などが刻印されますから、すぐ分かるのです。そのチケットには、明らかに数日前の刻印とその日の刻印が・・・!!!私、本当にびっくりして、その後、脱力して相当落ち込みました。自己嫌悪の嵐。

 

なんで、その日に限って、良く確認もしないで刻印してしまったのか!なんで、その日に限って、使用済みチケットをつかんでしまったのか!そして、めったに来ない検札員が来てしまったのか!

 

私の左手には未使用のチケットが山ほど握られていて「間違えただけなんです。使用済みだと気づかなかっただけで!ほら、これを今刻印しますから!」と未使用のチケットをかざしてみても、「ダメ、間違えたのがいけないんだ」と全く取り付く島がない。そういえば、今までも何度も見てきたなあ、と走馬灯のように記憶が蘇る。あまりに混雑しすぎていて、刻印機のところまで行けなくて刻印できなかった人、刻印機が壊れていて刻印できなかった人、インクが薄くてよく見えなかった人・・・など、善良なる市民が何度もつかまって、公衆の面前で恥をかいた上に訴えても受け入れられず、泣く泣く罰金を取られていった哀れな姿。その事態が、今度は自分の身にふりかかるとは。

 

凹んだ私に対する旦那の慰めの言葉。「それでもラッキーな方だよ。ちゃんとその場で30ユーロ持っていて払えたのだから。もし、持っていなかったら警察に連行されるんだよ。」と。そういえば、そういう人も見かけましたね。確かに、IDを見せたわけでもないし、名前をチェックされたわけでもないので、ブラックリストには載らないでしょう・・・

 

それにしても、30ユーロ取られたことよりも、公衆の面前で恥ずかしい思いをしたことの方が強烈でしたね。他の乗客の「あ、あのアジア人、ズルして捕まってるー!」という好奇の目。ああ!

 

教訓:

自分よ!使用済みのチケットはすぐに捨てよ!刻印をちゃんと確認せよ!人生に余裕を持て!

 

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