2006年06月11日

夏の芸術祭、アテネフェスティバル

6月1日からアテネフェスティバル(芸術祭)が始まったので、早速「Orchestra of Colours」と「Peking Opera School」に行ってきました。

 herod

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アテネフェスティバルはアテネの夏の芸術祭です。色んな場所で行われますが、特に、ヘロド・アティクス音楽堂は、元は2世紀に建築されたアクロポリスの裾野にある野外劇場(当時は屋根があったそうです)で、ギリシャの雰囲気を味わうには最高です。毎年この劇場にバレエや音楽などを鑑賞しに行くのが楽しみです。前に、こちらにも関連記事を書きました。

 

今年は、8月に修理が入るため、6・7月だけのようです。夕暮れから夜にかけての半円形の階段状になった大理石の劇場で行われる舞台はそのセッティングだけでも十分ドラマティックです。

 

Orchestra of Colours」はギリシャのオーケストラで、「1979年のノーベル文学賞受賞のギリシャの詩人、オデッセアス・エリティスを偲んで」というちょっと変ったプログラム。バッハのピアノ連弾のコンチェルトから始まり、ギリシャのヨルゴス・シシリアノス、ヨルゴス・クルポスという著名な作曲家の曲に合わせて、ソプラノとバリトンの歌手がエリティスやサッフォーの詩を朗読、あるいは歌うという形式。曲が現代音楽風で難解、詩の内容もところどころしか理解できなかったため、ちょっと消化不良・・・でした。詩に詳しい人ならば、もっと楽しめたのでしょうね。

 

これに行ったあとすぐ、今度は「Peking Opera School」のチケットをただで貰ったので、また行ってしまいました。中国の京劇、ちゃんと見たのは初めてでした。初めはあまり興味なかったのですが、行って見たらすっごーーーーく良かったんです、これ。アクロバットのようなショー、剣舞、小話風の演劇、歴史(戦争)をテーマにした演劇、おもしろおかしいコントのような出し物、色々あって最後まで飽きませんでした。それにしても、皆ピョンピョンと良く宙返りすること!同じ人間と思えない器用さ、身軽さにギリシャ人も大喜びの拍手喝采でした。それにしても、あの独特の音楽と発声方法、舞台メークや衣装・・・!!

herod2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さいシンバルのようなジャンジャンとやかましい楽器、なんとも不思議な音がする鳴り物、胡弓の悠久を感じさせる音、頭のてっぺんから声を出すような発声と中国語のリズム、キラキラしい派手な衣装と「これでもかー」のメーク・・・2時間見た後には、その世界にはまりこんでいました。満月の輝くギリシャの野外劇場で京劇・・・おもしろい体験でした。

 

途中で野鳥の素っとん狂な鳴き声が入って観客が笑い出したり、風で楽譜が飛んでいって出演者が焦ったりするハプニングも野外劇場ならではですね!

 herod3

 

(ローマ式建築様式のステージバックと輝く満月)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

URL: www.hellenicfestival.gr

電話予約:Tel: 210-3272000

チケット売り場:パネピスティミウ39 

(月―金 8:30−16:00、土 9:00−14:00)

 

 

1日1クリックお願いします!→人気blogランキングへ 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. ブズキ  [ camera con vista (眺めの佳い部屋 ジェノバから) ]   2006年06月15日 03:31
Wikipediaの「ヨーロッパ文化都市」の来歴を読んでいると、1985年に当時ギリシャの 文化大臣であったメリナ・メルクーリ(Melina Mercouri)の提唱に拠るものとある。  その年、1985年にアテネが、そして今年、2006年は、ギリシャ、ペロポネソス半島の西、パトラの街が「ヨ...
2. ギリシャのサマー・フェスティバル・2 2006  [ Bouno.net ]   2006年07月17日 14:41
ギリシャは、連日ピーカンのようですね。(→ Yahoo! 天気) この時期、夏の演劇祭・音楽祭も盛り上がりを見せていて、私にとっては、その予定を見ながら旅行プランを立てるのが一番の楽しみです。いくつか...

この記事へのコメント

1. Posted by matahari    2006年06月12日 15:32
野外劇場で京劇なんて、おもしろい組み合わせですね!
今は亡きレスリー・チャンの「覇王別姫」(日本語タイトルは、さらばわが愛)という映画をご覧になったことがありますか?京劇の役者達の人生なのですが、切なくて切なくて泣けます。そちらで英語のサブタイトルのDVDなどがレンタルできるようだったら、是非見てみてください。その映画を見てから私も京劇がとても好きになりました。
2. Posted by kiyomulan    2006年06月12日 21:33
matahari様
その映画、ずっと見たいと思ってて、見ずじまいのものです。絶対見てみよっと!!子供がいると、2時間もテレビの前にすわってる時間がとれなくて・・・なかなか映画も見られません(涙)。
3. Posted by lemonodasos    2006年06月12日 23:11
5 この劇場でお芝居や音楽をやる人は、奉納劇、奉納演奏になりますね。パルテノン神殿を見上げながら、演じる人たちは神様に捧げると言うか、お見せしているような気持ちになりますね。また見ている人たちは夜空にお月様を見ることが出来て、すばらしいですよね。
4. Posted by kiyomulan    2006年06月13日 02:22
lemonodasos様
本当にそうですね。昔、演劇や踊りは神にささげるものだったことを思い出します。先日の雨の日は京劇の二日目でしたが、ちゃんんと上演したんでしょうか?心配でした。だって、雨でびしょびしょの床ではアクロバットも難しいでしょうし・・・私の行った時はお月見も楽しめて最高でした。
5. Posted by sachi    2006年07月09日 09:59
こんにちは
早速このページも<a href="http://together-with-nana-mouskouri.blogspot.com/2006/06/live-at-herod-atticus-dvd.html">ナナムスクーリ</a>に引用させていただきました。
バラ野さまのコメントによると、野村万歳もここで公演したとか。幻想的ですね、お月様、、、
6. Posted by kiomulan    2006年07月09日 17:26
そうでしたか。万斎は、イギリスでの公演を見ましたが、すばらしかったです。去年かおととしだったか、蜷川幸雄の公演もあったのですが、見逃しました。残念!
7. Posted by arima    2006年08月15日 10:17
きよむーらんさん、こんにちは。

少し古い記事ですが、コメントをつけます。昨年の2月に日本のNHK衛星で蜷川幸夫演出野村萬斎主演の「オイディプス王」が放送されました。ギリシャ悲劇を見るのは初めてでしたのでとても興味深かったです。特に、コロスの存在は面白かったです。この公演は前年の7月にギリシャで行われたもののようでした。もちろん、日本語で。

一体どこで上演されたのだろうと思っていたのですが、アテネのヘロド・アティクス音楽堂だったようですね。本当に、良い会場で演じていたのですね。京劇も迫力があったでしょうね。
8. Posted by kiyomulan    2006年08月15日 11:24
arima様
私はちょうど下の子供が生まれたばかりで、残念ながら行けませんでした!でも、盛況で、評判も上々でした。
野村萬斎は、ロンドンに遊びに行った時に、ちょうどロンドン公演中で、シェイクスピアの喜劇を演じた公演に行きました。とっても斬新で、人をひきつける才能のある方ですね。

京劇も良かったですよー!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔