うちの近くでは、毎週水曜日にライキアゴラ(直訳すると、民衆の市場)と呼ばれる青空マーケットがたつ。新鮮な野菜、果物、魚、日用品、花などを買いに、たくさんの人が訪れる。値段はスーパーの方が安かったりもするが、とにかく新鮮なのが魅力だ。

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(写真は4月に撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、きのうは午前中から気温がもう30度位に上がっていたと思う。出遅れてしまった私は、その強い日差しに眩暈がした。急に真夏が来てしまったようだ。

 

ライキに行って、色々野菜や果物を物色するのも楽しい。この時期のイチゴは安くておいしいから毎週買っているが、最近ではさくらんぼがおいしい。メロンやスイカも出てきて、ライキに行くと売っているもので季節を感じる。

 

両手一杯に買いこんで帰ろうとすると、人だかりが・・・

 

道路の真ん中に太った中年の女性がうつ伏せに倒れて痙攣している。買ったオレンジや野菜が地面に散乱している。そして、ギリシャ人らしく、色々と周りで騒ぐ騒ぐ・・・そして野次馬見物人(私みたいなの)もどんどん増える増える・・・

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あるお兄さんは携帯で救急車を呼んで事情を説明している。ある人はミネラルウォーターを持ってきて顔にかけている。ある人はやかんに入った水を持って来た。ある人が「近くの薬局の薬剤師を呼びに行けー!」と叫び、あるオジサンが「あ、ヤニスを呼んでこよう!」と言って、近くの薬局に走った。ヤニス、らしいおじさんがとんで来て状況を見ると「砂糖だ、砂糖、持って来い!!」と叫び、近所に住んでいた女性が砂糖をビンごと持って来た。うつ伏せだったのを、3−4人でよっこらしょと仰向けにさせ、砂糖を口に含ませ、水を流し込み・・・・そして、数分後、意識が戻り、なんとか起きられるようになった。

 

あー良かった!それにしても、なかなかの連携プレーではありませんか!

 

150キロ位ありそうな太った人だったので、多分、糖尿病だったのでしょう。相当暑かったし、血糖値が下がると危ないのですよね。私の大学の教授(アメリカ人)でも、やせているのに糖尿病だった人がいて、授業の一番最初に、「私が倒れたら、コカコーラをすぐ飲ませて下さい!」と言っていたのを思い出した。そして、いつ倒れてもすぐ処置してもらえるように、「倒れたらコカコーラ!」と書いたブレスレットをいつもしていた。確かに、砂糖よりもコーラの方が簡単にどこでも手に入るだろう。

 

この女性も、もし痩せていたら、糖尿病だと分かってもらえずに手遅れになったかもしれない。何が幸いするか分からない。また、人々が集まるライキで倒れたのは、不幸中の幸いともいえる。ギリシャ人は、こういう緊急事態の時、親切で、処置も早くて驚くことがある。普段のスローペースに慣れている私にとってはビックリ・・・

 

そして、ギリシャ人本人も自覚していて、「ギリシャ人は、やるときゃ、やるんだ!オリンピックの成功を見ろ!」と自負しているのである。

 

 

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