アクロポリスのすぐ横に「アレオス・パゴス」という大きな岩山のような場所があります。

ここに上ると、眼下に古代アゴラが一望できて気持ちがいいです。古代アゴラとは、遠い昔、アテネ市民の公的な活動や、商取引の中心だった場所です。ソクラテスやプラトンもそぞろ歩いていたのでしょうか??

特に、春の新緑と花の季節は、遺跡も美しく自然に彩られ、輝きを増して見えます。

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(ドーリス式のヘファイストス神殿)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紀元前には、ここ「アレオス・パゴス」は法廷として裁判が行われたりしていたそうです。また西暦54年に使徒パウロが伝道に来た時、この丘の上から民衆に教えを説いたと言われています。確かに、ここは演説をするのに絶好の場所ですね。

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(復元されたアッタロスの回廊、現在は博物館として使用される)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは観光地だというのに、数年前までちゃんとした階段がありませんでした。岩石を削って作ったような階段はあったのですが、急斜面なのに手すりはないし、階段の表面は風化して斜めになったりでこぼこだったりするし、つるつる滑って危ないので、お年寄りや子供、女性にはちょっと困難だったと思います。私も最初に上った時は、旦那に手を引いてもらい、四つんばいになったりしながら、やっとのことで上りました。過去には滑り落ちて、怪我人も出たのではないかと想像します。上るのも怖いですが、降りる時はもっと怖かったです。せっかく良い展望台なのに、なんともったいないことでしょう!多くの観光客が、上るチャンスを逃していたと思います。

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ここもオリンピックを機にか、やっと階段がつきました。といっても、工事現場のような簡単なものですけど・・・これでもすごい進歩です。安心して上に行けます。まあ、アクロポリスに入れば同じ眺望が見られるのですが、あちらは12ユーロ。ここなら無料で古代アゴラ、アテネ市内を展望できます!

 

風は強いですが、草の上に座って、古代に思いを馳せながら、ゆっくり夕景を楽しむのもオツですよね。これからの季節、日中はとっても暑いので、日暮れ時、遺跡と空の色が刻々と変っていく情景を眺めていると、詩人になってしまいそうな気がします。

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