きのうはパスハ(復活祭)の日曜日。アテネはとっても天気が良く、汗ばむくらいの初夏の日差しでした。ギリシャでは、伝統的に、この日には、マギリッツァという羊の内臓と米のスープ(卵とレモンの味)、羊(アルニ)のグリルと、ココレッツィという羊の内臓を串にグルグル巻きにしてグリルしたものなどを食べます。

いよいよ、「肉食ライフの復活」です!

magiriza

 

(手前のスープがマギリッツァ、左上がグリークサラダ、右上が羊肉)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内臓系を食べるのは、EUではギリシャくらいかもしれませんね。羊肉は苦手な人も多いかもしれません。ちょっと脂っぽい感じですが、案外匂いも気にならないし(って、好きだから気にならないのかな?)、肉は柔らかくジューシーで、最高です!

 

ココレッツィは、当たり外れが激しいですが、熱々で「当たり」の場合は、内臓の淡い苦味とコクと滋養がなんともいえずGOODです。

kokorezi

 

 

 

(ココレッツィ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田舎の方に行くと、のどかな田園地帯の家の裏庭やホテル、食堂などの屋外で羊一頭を串にさしてグルグル回しながらグリルする「羊の丸焼き風景」が見られ、肉の焼けるいい匂いがあたりに広がって、それがとってもパスハらしい光景なのです。できるなら、パスハは、伝統がまだ息づいているどこか田舎に行って過ごしたいものですね。昔は人が手で何時間もグルグル回していたので、大変な重労働でしたが、今は機械に任されていることが多いようです。アテネのような街中では、やはり丸焼きはあまり見られません。この日は食堂も休みのところがほとんどですしね・・・

arni

 

 

(羊肉/アルニ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちは、いつもは義父母のところで義母の手料理で食事会があるのですが、今年は義母が骨折してしまったこともあり、近くのタベルナ(食堂)にお昼に食べに行き、簡単に済ませました。それでも、とってもおいしかったです!

 

ただ、いつもの通り、子供二人がおとなしくしてくれないため(長女は走り回る、次女はテーブルクロスを引っ張る、ぐずる・・・)肉を口にかっこんで1時間もしないうちに退散した次第です。あーあ。

 

こちらのシステムでおもしろいのは、タベルナという食堂でも、この日ばかりは近くのパン屋さんのオーブンを借りて、肉を焼いたりするんです。一般の家庭でも、下ごしらえした肉をパン屋さんに預けて焼いてもらう場合もあります。でも、その後焼いたパンは肉くさくなりそう??

 

うちに帰ると、そんなに量を食べたわけではないのに、夜まで胃がもたれて・・・旦那も同じ状態だったようです。そう、アルニ(羊肉)はやっぱりヘビーな食事なのですね。そんな時は、レモンをギュッと絞ってジュースにして飲むと、消化が早いです。お試しあれ!

 

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