今日は、パスハ(復活祭)の最高潮の日です。

ギリシャ語では、復活は「アナスタシ」と呼ばれます。

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(黒い帽子をかぶっているのがギリシャ正教の司祭の方です。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きのうの夜、12時前に近くの教会に行ってきました。小さいですが、400年以上の歴史がある由緒ある教会です。教会の周囲は大変な人出で、12時の鐘と共に暗い教会に灯りがともり、司祭が「フリストス・アネスティ(キリストとは復活せり)」と宣言すると爆竹や花火の音もけたたましく鳴り響きます。この爆音と煙に驚いて、子供は泣き出したりするくらいです。結構、危険も伴います。

 

人々は十字架を切り、抱擁しあい、司祭の蝋燭から次々と自分の蝋燭(ランパダ)に神聖な火を移し灯し、それを隣の人に分け与え・・・教会の周りがみるみるうちに蝋燭の火で満たされます。キリスト復活の喜びを象徴するかのように、灯はユラユラと闇を明るく照らし、それはそれはドラマティックな風景です。

 

このエルサレムから空輸された聖なる火については、lemonodasosさんの記事に詳しく書いてあります。

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(炎の下のカップは、溶けた蝋が下にたれないように止めるための受け皿。これがないと、熱い思いをします!))

 

 

 

 

 

 

 

 

おとといの深夜に見た映画では、キリストが復活した時に、ベートーベンの「第九交響曲」がバックに流れていました。「ハーレルヤ、ハーレルヤ!(主をほめたたえよ!)」という、年末に良く聞くあの「歓喜の歌」の合唱です。本当に、そういう感じですね。

 

映画の中で、キリスト様は言っておられました。

明日を思いわずらうな。今日の労苦だけで十分だ。」と。私はキリスト教ではありませんが、聖書の言葉には、やはり心に響くものが多いです。

 

人々は、その命の火を絶やさないように、大切に家に持ち帰ります。結構風もあったので、家にたどりつくまでに何度も消えそうになって焦りました!そして、家の各部屋にその短くなったランパダの火で十字を切り、家族の健康と幸せをお祈りしました。

 

カリ・アナスタシ!」(復活祭を祝う言葉)

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さあ、これから、羊の内臓肉を使った「マギリッツァ」というスープから始まり、いよいよ肉攻めの食事も復活です!

肉断ちをしていた方、おめでとうございます!

anastasi4(我が家にお迎えした聖なる火)

 

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