肉断ち期間もあと10日あまり。だんだんパスハ(復活祭)気分も盛り上がってきた。この期間、魚も基本的には駄目だが、血の出ないシーフード、つまり、タコ、イカ、海老、貝などはOK。そこで、今日は、タコを使ったパスタ料理のご紹介。
タコは、気味悪がって食べない民族も多いようだが、ギリシャ人は大のタコファン。
シンプルに炭火焼にしたタコに、オリーブ油と塩をかけて食べるメゼ(おつまみ)は、ギリシャのウゾという強いお酒にぴったりで、海辺の夕焼けを見ながら一杯、というのが、こたえられないギリシャの夏の楽しみ方!今は亡きギリシャのディーバ、オペラ歌手のマリア・カラスが日本公演に来た際、食事があわず困っていた時、タコを食べて元気になったというエピソードもあるくらいだ。
このレシピは、タコから出る旨みがソースに加わり、なんともいえないおいしさ!
「タコとマカロニ」のレシピ(フタポディ・メ・マカロナキ)
材料(4人分):
タコ 1キロ位 (私は冷凍のタコ1匹丸ごと使用)
トマト 700グラム(ホールトマトの缶詰でも可)
オリーブ油 300グラム
マカロニ 500グラム (ギリシャでは、「コフト」という短いマカロニを使用)
ニンニク 1片
玉ねぎ 2−3個
赤ワイン 少々
塩・コショウ 適量
月桂樹の葉 2枚
水 1カップ
1) タコは柔らかくなるまでゆがいて、目、口、汚い部分を取り除き、一口大に切る。(冷凍の場合も凍ったまま熱湯に入れてゆでる。)
2) 玉ねぎは細めのくし切りにする。
3) 厚手の鍋にオリーブ油を入れ、玉ねぎ、微塵切りのニンニクを炒め、その後タコを入れて更に数分炒める。
4) その上に、トマトの乱切り、水1カップ、塩、コショウ、月桂樹の葉、赤ワインを加えて1時間ほど弱火〜中火で煮る。(ギリシャのコンロは電気式なので、日本のガスコンロだとどうなるのか・・・とにかくとろみがつくまで煮込む。)
5) その間に、別の鍋に水とを塩を入れて沸騰させ、マカロニを固めにゆでておく。
6) 4)にゆでたマカロニを加え、味がなじむように更に10分ほど煮込む。
7) 月桂樹の葉は最後に取り出す。
マカロニは、別の鍋でゆでず、4)の後に数カップの熱湯を加え、一緒に仕上げるという方法もあるようだが、どうもこれだと鍋底にくっついてしまうので、私は別鍋方式の方が好きである。
また、以前に紹介したスティファード風に、シナモンをちょっと加えてもおいしい。今回はちょっとトマトソースが少なかった・・・かな。
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ギリシャにいるうちに「タウリン」たっぷりのたこをめいっぱい食べておきたいのですが、、下処理が面倒なので敬遠してしまいます。冷凍のたこは下処理済みですよね?