去年の秋に申請していたビザ(滞在許可証)がやっと取れた!!
ギリシャ語では、アディア・パラモニスと呼ばれる。所要時間は4ヶ月であったが、噂から半年以上は覚悟していたため、これは思ったよりは早かった。こういう場合は、期待していなかったプレゼントをもらったようなものである。
ギリシャは、近年、本当に移民が増えた。うちの近所にも、ロシア人、アルバニア人、黒人、アジア人など、色んな人を見かける。でも、増え続ける移民のビザ発行処理は一向に進まず、申請する役所の前は、いつも長蛇の列である。(写真は役所前の人だかり)
私もそういう外国人の一人であり、旦那がギリシャ人とはいえ、ビザを取るのはなかなか大変なのである。やはり、ビザを取るために偽造結婚のようなことをする人もいるのだろう、初めてビザを取った時は、旦那の不在時に突然警察の立ち入り調査が家にあり、旦那の洋服を見せろだの、どこでどうやって知り合ったか、などと質問(尋問?)され、その当時私はギリシャ語もろくに分からなかったし、警察官もコワモテだったし、とても怖い思いをした。
ビザの有効期限は5年で、以前のビザはパスポートとは別の、小さいカードの様なものであった。外国人はいつでも携帯を義務付けられているが、そんな大切なものを携帯していたくないので、ひきだしの奥にしまってあった。そして、日本に一時帰国するときに持っていくのを忘れ、空港で警察にとっつかまり別室に連行され、あやうく10万円位の罰金を取られそうになり、飛行機も乗り遅れそうになったことがある。今度の新しいビザは、パスポートの中の1ページに貼り付けてあるため忘れる心配もないし、それが就業ビザも兼ねることになったので、大きな進歩である。
1)申請時に必要な書類:
弁護士や警察などによって有効と証明された家族証明書・結婚証明書・配偶者のIDコピー、古いビザ、パスポート、配偶者の宣誓書(結婚が今も有効に続いているという宣誓書)
2)申請場所:ギリシャ・アッティキ地区役場、外国人・移住者管轄課
もちろん、居住地区によって役所は異なるので確認のこと。
ΕΛΛΗΝΙΚΗ ΔΗΜΟΚΡΑΤΙΑ
ΠΕΡΙΦΕΡΕΙΑ ΑΤΤΙΚΗΣ
ΓΕΝΙΚΗ ΔΙΕΥΘΥΝΣΗ ΠΕΡΙΦΕΡΕΙΑΖ
Δ/ΝΣΗ ΑΛΛΟΔΑΠΩΝ & ΜΕΤΑΝΑΣΤΕΥΣΗΣ
ΑΘΗΝΩΝ
住所:Σαλαμινιαs 2, 11855, ΑΘΗΝΑ (地下鉄
TEL:210-3403300 FAX:210-3403390
注)申請書類については、法律も変わったりするので、行く前に確認要。また、担当官によって要求する書類も異なったりする場合がある。(いやがらせなどもあり得るので、あまり喧嘩はお勧めしない。)私は、前回、弁護士経由で確認した書類でも足りずに、アパートの契約書のコピーなども後で要求され、何度も足を運んだ。今回は、申請後に私のパスポートが更新されたこともあり、再度、新パスポートと共に出向いた。その際、一度提出済みの結婚証明書をもう一度要求された。面接は結局なく、2度目に行った日から1ヶ月後位に、電話で確認するようにと言われ、結局、その日から2ヶ月弱で発行された。通知は電話も手紙も来なかった。
正式ビザが発行されるまでは、ベベオシーと呼ばれる申請証明書がビザの代わりとなる。この「ベベオシー」は正式ビザではないので、ギリシャ出入国の際問題が生じる可能性もあるため、旅行などでギリシャ国外に出る場合は、EU加盟国の航空会社(エールフランス、アリタリア、ルフトハンザなど)を使った方が安心。(出入国審査がないため)
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