kaidan

うちの近所のアパートは築3−40年もたつ古いものが多い。私の住んでいるアパートもあちこちガタが来て大変だ。

 

先日義母と一緒に外を歩いていたら、崩れそうなアパートの外についている螺旋階段(非常階段)を指差して言った。「昔は、お手伝いさんはあの階段を上り下りしていたのよ。お手伝いさんは、表階段やエレベーターを使うのは許されていなかったの。屋上に洗濯物を干しに行ったり、下に買い物に行ったりするのに、あの螺旋階段を使っていたの。でも、もう、はるか昔の話・・・・」

(注:写真のアパートは別の家。新しく見えるが、化粧直しをしたばかりの元は古い家である。)

 

古いアパートには「イピレシア」と呼ばれるお手伝いさん用の小さな部屋がついていることが多い。昔は、住み込みのお手伝いさんが、そこで、寝泊りしていたのだ。住み込みこそなくなったかもしれないが、今でも、掃除などにお手伝いさんを呼ぶことは多い。主に、アルバニア人やフィリピン人のメイドさんだが、時給6−7ユーロ位でやってくれるので助かる。

うちも、引越しの際、一度頼んだ。

 

ギリシャの主婦は大変きれい好きなので、家の中はだいたいピカピカで整然としている。特に、義母は潔癖症なので、家の中はいつも一糸乱れぬ状態のモデルルームみたいである。磨き抜かれた大理石の床には、顔が映りそうな位である。気に入らない物はすぐ捨てるし、買う物もとても吟味して買う。もう、結構な年で、掃除も大変だと思うが、「きれいでないと気がすまない」のだと言う。もう少し休めばいいと思うのに、朝から晩まで家事をしている。

 

だから、私は、そういうスーパー完璧主婦である義母がうちに来る時は、いつも緊張してしまうのである。まあ、手抜き家事はもうバレバレなので、いまさら取り繕っても仕方ないか・・・でも、そんなに干渉されるわけではないので助かっている。

 

でも、内心、思ってるだろうなあ、「まあまあ、息子はなんて嫁をもらったのかしら・・・・」って。でも、人には向き不向きってものがあって、私は主婦には向かないんだから・・・

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