ronyushoku

ギリシャにいると、日本の離乳食の種類と、至れり尽くせり度は、本当に度をこしているとさえ感じる。

 

実家の近くの西友にいけば、離乳食品用の棚には、たくさんのメーカーのグルメな離乳食レトルトが目白押し。ひじきとサトイモとにんじんの煮付けとか、中華風弁当セットとか、メニューも凝ったものばかり。添加物もなく、味も薄味で安心、ちょっとあたためればその容器のまま食べられるという便利さも売りだ。

その一方で、離乳食専用の本や雑誌などが沢山売られており、すりつぶしたり、うらごししたり、手間をかけるのが愛情だといわんばかりのものもある。両極端だ。

 

一方、ギリシャの離乳食は・・・いたってシンプルである。赤ちゃんが5−6ヶ月くらいになると、小児科の先生の支持により、クレマ(粉ミルクをクリーム状にしたようなもの、写真左)という、お湯を入れてかき混ぜるだけ!の離乳食を始める。味は、バニラ味、3種フルーツ入り、穀類入り、などいくつかある。これを持って日本の実家に帰った時、母は、「魚釣りの練り餌みたいねえ」と言ってかわいそがっていた。でも、赤ちゃん本人は喜んで食べていた。また、フルーツや野菜などのペーストも売っている(写真右)。でも、一回味見してみたが、まずくて食べられたものではない。

 

もちろん、このクレマだけではない。ホルトスパという、ジャガイモやにんじん入りの野菜スープから始め、徐々に魚、肉なども入ったスープに移行し、回数も増やしていく。バリエーションとして、クリサラキという米型パスタやフィデスという極細のパスタ、米を入れたり、味を塩味からトマト味にしたりもするが、要するに「ごった煮」的なものなので、あまり手のかかるメニューではない。問題は、スープなのでつい作り過ぎてしまい、何回も同じメニューになってしまったり、結局私が食べるはめになることである。

 

あとは、各家庭の事情によるわけで、私も日本の離乳食の本を持っていたが、ほとんど活用せずに終わった。私がズボラなだけだったのだが・・・上の子の時は、それでも結構頑張ったが、下の子の時は実にいい加減で、離乳食後期は、ほとんど大人の食事の取り分けですませた気がする。(もちろん、味付け前に取り分けて薄味にし、柔らかくする、細かくするなどの手間を加えたが)

歯がなくても、ちゃんと消化されるんだなあ、などと赤ちゃんのう○ちをチェックするたびに感心したりしたものである。

 

離乳食にも象徴されるように、あまり「こうでなければ」というような強迫観念がなく大らかな感じなので、全般的に言って、ギリシャの方が子育ては楽だと思う。怠け者の母親である私には、幸いなことである。

 

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