hotel

2月5日(日)

先日ちょっと書いたが、提携会社の会長が来訪したので、家の近くのローカルなホテルを予約した。ガイドブックになどはもちろん載っていない小さなホテルだが、最近リニューアルしたので綺麗で便利、安いのが取り柄である。

 

さて、予約の電話をしたところ、「外国人客は本当は60ユーロなんだけど、ギリシャ人の旦那さんの名前で予約すれば、40ユーロにしてあげる。」と言うので、もちろんそうした。ギリシャではこの手の話はよくある。前も、地中海クルーズのことを旅行会社に聞きに行ったら、「あなた、ギリシャ人と結婚してるのね。じゃあ、エリニーダなんだからこの価格よ。」とギリシャ語の価格表(もちろん2−3割安い)を見せられた。ギリシャ人と結婚していると、ありがたくも(?)エリニーダ(ギリシャ人の女性)の称号がもらえ、ギリシャ人扱いをしてもらえることが多い!アテネにほど近いエヴィア島にあるSPA付のホテルに泊まった時は、私が貰った価格表は高い英語版で、旦那が貰ったのは、ギリシャ人用の安いギリシャ語版であった。

 

そういえば、インターネットでホテル予約をしようとした時に発見したのだが、同じホテルなのに、インターネットで個人で予約するよりも、アテネの現地旅行会社に頼んだほうが価格が安いのでびっくりした。旅行会社を通すと、コミッションを取られるから当然高いと思いこんでいたが、実は逆であった。旅行会社は、提携ホテルの独自のディスカウントレートを持っているからである。だから、旅行会社によっても価格は当然違う。

 

類似のケースとして、銀行よりも、ツーリスト向けの巷の為替両替所の方がレートがいい。私は、ツーリスト向けのものは何でも高いと思い込んでいたので、痛い目にあった。普通の銀行で両替したらコミッションが高く、20ユーロ位損してしまったことがある。思い込みは禁物だ。

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私の予約したこのローカルホテルは、なんとキャッシュ前金制である。クレジットカードも受け付けない。全く失礼なのだが、お客を盗人と思っているのか、全然信用していない。旦那にそう言うと、「国際電話をばんばんかけまくって、お金を払わないどころか、部屋の備品を持って逃げちゃう客が多いからだよ。家族経営の小さいホテルならしかたない。」と旦那はホテルの肩を持った。なるほど、ホテル側の疑心暗鬼も理解できないではない。

 

会長の方は、2回電話を使っただけなのに(合計数分)、6ユーロ(公衆電話の10倍位)も請求されたとびっくりしていた。これも即金を要求され、エビデンスなしに、カフェのレジのレシートを持って来たものだから、会長は不審に思ってエビデンスを要求したが、英語がなかなか通じない。それで、ホテルのおばさんが怒って私に電話してきて、「あなたの連れてきたゲストが、電話代を払ってくれない!ちゃんと説明してよ!」とすごい剣幕で私に文句を言われてしまった。とんだとばっちり・・・このホテル、実はオリンピックの時期は今の10倍の値段をつけていたが、特にここだけが悪徳なわけではなく、ギリシャ全体がそういう感じだった。

 

まあ、それでも40ユーロであの設備なら「So reasonable!」といって、会長は満足してくれたのであった。「でも、今度来た時は、絶対に電話は公衆電話からするぞ!近くに素晴らしいインターネットカフェを見つけたんだ。30分でたったの1.5ユーロだ。安い!Fantastic!」とさすが、世界8カ国で暮らしたことのあるしたたかさであった。そして、仕事を終えた彼は、またフットワーク軽く、予定を繰り上げて、次の地へと旅立っていった。「トリノオリンピックを見たい、スキーもしたい」などと言い残して。前に来たときは、この後ダイビングをしに行くとか言ってたなあ。ああ、なんと自由でエネルギッシュな人生。去年、亡くなった父と同年代である。この違いは一体何であろう???

「人生色々、男も色々・・・ギリシャの価格も色々・・・」(元カラオケ常習犯、得意分野:演歌)