2006年04月
2006年04月30日
ギリシャツアーも買物も価格比較サイトで!
インターネットが普及して、本当に信じられないほど生活が便利に変わりましたよね。インターネットがあれば、遠いギリシャに住んでいても、あまり隔絶された気にはなりません。
ネットは、私と世界をつなぐ命綱です。
(サントリーニ島から見た夕日)
商品の価格を検索できる便利な「価格比較サイト」、利用されている方も多いと思いますが、旅行のツアーを探すときも利用価値があります。
ギリシャ旅行を計画の方、このサイトをのぞいてみてはいかが?(別にギリシャでなくても良いですが・・)
日本の人たちは皆忙しくて旅行会社に行く暇もあまりないかもしれませんが、このサイトを見れば、行く先、希望日時、価格帯、希望航空会社などを入力するだけで、約140社から販売されているツアーの中から該当するものが検索され、概要と価格などが瞬時に分かります。
友達や家族がギリシャに来たいという場合にも、参考になります。ギリシャ・日本間は、残念ながら直行便がありません。うちの母親などは、途中の飛行機の乗り継ぎが一人ではできないと言って、普通の航空券を買って来ることができないのです
(涙)・・・だから、ツアーに乗ってくるしかありません。
一般の価格比較サイトで私のお気に入りは「価格コム」です。http://www.kakaku.com/
これには随分お世話になっています。日本に一時帰国する際、事前に買いたい物の価格調査をしていくのです。このサイトでは、電化製品の他にも車、ブランド品、金融商品に至るまで、色々な物の価格比較がしてあり、最安値が分かるだけでなく、口コミ掲示板などで一般の人の意見も見られるので参考になります。
おととしはパソコンを買いたかったので、このサイトで自分の希望機種の価格レベルを調べておき、日本に帰ったら量販店に実物を見に行き、店員さんに意見を聞き、最終的にどこで何を買うか決めたわけです。結局、某量販店の週末限定処分品(当然、こういう単発品まではサイトにのっていません)を買ったのですが、最安値で買えた上に、おまけまでつきました!その時はギリシャ人の旦那が一緒だったので、旦那が買ったことにして免税手続きをしてもらったため、税金分、更に安くなったわけです。こういう免税手続きは、慣れている量販店に限ります。その上、そこのお店のポイントもつくわけですから、他の製品もそのポイントで買う(もらう)ことができました。ラッキー!
価格比較サイトには、他に「ライブドア価格比較」http://kakaku.livedoor.com/というのもあります。
時間のない時は、価格比較サイトから直接インターネットで購入することもできるので、本当に便利です。支払い方法も、代金引換、銀行振り込み、カードなど、選択の余地があり安心です。昔は、高額の電化製品を買う時は秋葉原に行って、一日中、色んな店を歩き回って、へとへとになったものですが・・・隔世の感があります。
ギリシャにいて、それも家にいながらにして、日本市場の商品の最安値が瞬時に、それもただで(インターネット代は別にして)分かるなんて、考えてみれば奇跡みたいなものですね。ちょっと慣れると当たり前になってしまう日常でも、奇跡がたくさん隠れています。(写真のサントリーニ島の夕日も、奇跡的に美しかったです。)
2006年04月29日
グランド・ブルターニュホテルで午後のお茶
アテネのへそ、シンタグマ広場に面して建つ「ホテル・グランドブルターニュ」はアテネで最も伝統と格式のある最高級ホテルです。
その昔、大富豪の邸宅だった建物が、1872年からはアテネを代表する高級ホテルとして使用されるようになりました。その後130年以上、トルコとの戦争、バルカン戦争、世界大戦、内戦、軍事政権などの混乱期を経て、ギリシャがEU国としての近代化の道を歩んできた、その苦難の歴史を逐次見守ってきた由緒あるホテルです。
1896年の第一回近代オリンピックでは選手・役員が泊まったり、その後もギリシアを訪れる外国の国王や女王、首脳、政治家、ジャーナリスト、有名人、スターなどの定宿でした。2004年のアテネオリンピックの前に改装工事を行い、2003年にリニューアルオープンし、重厚さはそのままに、優雅で洗練された内装の、ピカピカのラグジュアリーホテルに生まれ変わりました。入り口にはドアマンがいつもいて、ホテル前にはルイ・ヴィトンのスーツケースが何個も積まれていたりします。夜になると、正装した紳士淑女の姿も見られます。一体、どこへ行くのでしょう??
アテネの雑踏に疲れた時、このホテルのロビーに入るともう、そこは夢のような別世界。泊まると1泊300−500ユーロ位するらしいので、せめて、そのカフェで雰囲気だけでも味わいましょう・・・
ロビー正面にあるカフェ「ウィンターラウンジ」は、私のお気に入りの場所。中央にいつも華麗で豪華な生花が生けてあり、チャイナ風ドレスを着たウェイトレスのサービスも行き届いた極上のオアシス。
ここでは、イギリス風の「アフタヌーンティー」が楽しめます。お昼の12時以降、3段になったプレートに、小さくてかわいいサンドイッチ、ケーキ、スコーンなどが乗せられ、3種類のジャムやクロテッド・クリームと一緒に運ばれ、お茶もポットに2杯貰えます。
値段は26ユーロで、ちょっと高めですが、これだけでお腹一杯になるし、この雰囲気と心の贅沢を考えれば納得です。(1年に1回も来ないことだし・・・)その心地よさに、つい長居してしまうんですよね・・・
ウェディングの仕事のアテンドで、2回ほど部屋の中にも入りましたが、一番広いデラックスルームは、ソファセットも置いてあり、ベッドカバーや壁紙、シャンデリアや絵、鏡、カーテンなどがデコラティブで統一感があってとても美しかったです。
浴室は広く、豪華な大理石が輝き、2つの洗面台と椅子、広いバスタブとは別のシャワー室もあり、ここでゆっくり過ごせそうな贅沢な空間でした。ベランダからはシンタグマ広場、国会議事堂、遠くアクロポリスも見えて、なかなかの眺めです。
余談ですが、ここはビジターでもOKなスパも地下にあります。そして、お勧めなのが、ロビーを入って左側の階段を下りたところにある化粧室。専用のタオルなども置いてあり、ただで使わせてもらうのが申し訳ないくらいです。
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2006年04月28日
保健所と娘の古着
きのう、長いこと気になっていた仕事がひとつ終わった。
子供の不要になった服の整理と処分・・・・
子供の成長は早い。あっという間に服も靴も小さくなってしまう。でも、うちは二人とも女の子なので経済的だ。次女はお下がりばかりでちょっとかわいそうだけれど・・・
私の友人も、ちょっと年上の娘さんがいる人が多いので、色々お下がりの頂き物があって本当に助かる。お下がり、といっても、着る期間が短いから、全然痛んでいない。そして、うちで2人が着倒した子供服、それでもまだ捨てるのはもったいない、というか忍びない。2−3回しか着なかったものも多い。でも、皆、思い出が詰まっている。
さて、どうしようかと考えあぐねていたところ、予防注射をしにいく保健所のようなところに電話してみたら、「必要な人に寄付するので持ってきて下さい」と言われた。
ここは、ペリフェリアコ・イアトリオと呼ばれ、各地域にある公立の保健所のようなところだ。子供の予防接種の他、女性の子宮検診などもやっているようだ。長女の時は、近所にあったのにここを知らなかったので、予防接種もわざわざ小児科に行き、40ユーロ(注射の薬代は別)も払ってやってもらっていた。でも、この公立の保健所は無料!!予防接種の薬代は結構高くて何十ユーロもするし、何種類もあるから結構な出費になる。最初にお医者さんに処方箋を書いてもらい、自分で薬局で購入してくるのだが、薬代は請求すれば、後で保険で返金される。(このシステムは、加入保険の種類によって異なる)
要するに、この公立保健所では、一切費用がかからないわけである!
長女の時は、小児科にお金を払い、薬代も請求し忘れたりして、随分損したものだと思う。それでもギリシャ人は、子供の予防接種には小児科に行く人が多いようだ。というのは、こういう公立の保健所は長時間待たされる上に、外国人ばかりだからである。私も初めはちょっと信用できなかったが、行ってみたら衛生的にも問題ないし、お医者さんや看護婦さんもちゃんとしていた。最近は、予防接種も時間予約制になったので、待つ必要がなくなり(それでも、ちょっとは待たされるが)、ぐっと改善された。ブラボー、ブラボー!
話がそれたが、その保険所には、無料ということもあって、やはりちょっと貧しげな外国人がたくさん来ている。娘の古着も、そんなところで役に立てればうれしい。大きな袋に3個、10キロ近くあっただろうか、持ちきれないのでカートにのせて行くと、(この姿は、路上で物を販売している不法滞在者に似ている!)パスハの延長だろうか、なんと、お医者さんが休暇のため保健所も休みだった!
でも、掃除のおばさんがモップをかけていてドアが開いていたので、用件を話し、その袋を中に置かせてもらった。はじめはつっけんどんだったが、この不用品を寄付したいのだと言うと急に親切になり、中味にも興味津々の様子であった。もしかしたら、あの掃除のおばさんが、持って行ったかもしれないな・・・でも、必要な人がいるなら、それで良かったと思った。
整理下手な私は、物に愛着がわいてしまってなかなか手放せない。だから、家が片付かないのだと分かっていても・・・旦那は、私よりも重症な「物に対するノスタルジーの持ち主」なので、家は本当に物だらけ。私も、古着をあとにして、すっきりしたと同時に、ちょっと淋しい気もした。あの服は産まれてすぐの時に良く着ていた、この服はクリスマスの時に着ていた・・・などと、走馬灯のように思い出が駆け抜けた。
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2006年04月27日
レンズ豆のスープ(ファケス・スパ)のレシピ
恥ずかしながら、レンズ豆という代物、ギリシャに来るまで食べたことがありませんでした。だいたい、豆料理はあまり好きではなく、日本では納豆以外はほとんど食べない生活でしたが、ギリシャでは結構豆の種類も多く、豆料理に開眼した次第です。
(煮詰まってちょっと水分が飛んでしまいました!)
この豆は、別名レンティル豆・ヒラマメなどとも呼ばれる平べったくて小さい茶色の豆で、インドやトルコで多く生産されているそうです。
乾燥食用豆のなかでは最も高い栄養効果がある豆といわれていて、ミネラル・ビタミン・繊維質どれも豊富ですが、特に鉄分とリンが多く含まれる豆です。美容と健康にもってこいですね!!
他の大きい豆は、一晩水につけたりする手間が必要ですが、これはその場で調理できるため、思いついた時に作れてとっても重宝です!圧力鍋があれば、本当に簡単にできます。
★レンズ豆のスープ(ファケス・スパ)★
材料(6人分)
レンズ豆 500g
オリーブ油 1カップ
トマトピューレ 600g
にんにく 4片
たまねぎ 2個
にんじん 2本
月桂樹の葉(別名ダフニ、ローリエ、ローレル、ベイリーフ) 2枚
塩・コショウ・パプリカ 適量
ワインビネガー
1)レンズ豆を洗い、たっぷりの水に入れ、ゆでる。
2)にんにく、たまねぎは薄切りにし、にんじんは輪切りに切っておく。
3)10分位豆をゆでたら1度お湯を捨てて豆をざるにあげ、
新しい水1.5リットルの中に豆を入れてまた火にかける。
4)2)の切った野菜と月桂樹の葉を鍋に入れる。
5)沸騰したら、トマトピューレとオリーブ油、パプリカを入れる。
6)弱火で1時間弱煮て、最後に塩・コショウを入れて味を調える。
7)月桂樹の葉は取り出す。
8)食卓で、お好みでワインビネガーをかけて頂く。
私は香りが苦手なので入れませんが、セロリを少々入れても良いです。
トマトピューレのかわりに、乱切りトマトでもOK。トマトが見えて、ちょっと見かけは違う感じになりますけど・・・・
圧力鍋の場合は、煮る時間をもっと短縮できます。カレーと同じで、だいたい、2日目の方がおいしいです!
余談ですが、月桂樹の葉(ギリシャ語ではダフニ)って、今までたいして重要視していませんでしたが、入れないとやっぱり何か物足りない気がするんです。スパイスってそういうものですね。そのまま入れるよりも、折って入れた方が、味が出やすくていいらしいです。また、入れっぱなしにすると苦味が出るので、最後に取り出して下さいね。
義母は、ローズマリー(ギリシャ語ではデンドロリバノ)というハーブは入れないのですが、入れる人もいると聞いたので試しにやってみました。すると、これもまた大人の深い味わいになっていいですね。香りが好きな人はやってみて下さい!
このお豆、コインの形に似ているため、イタリアでは、お金持ちになるようにと、大晦日に良く食べられたりすると本に書いてありました。日本の年越しそばみたいですね!(日本の場合は長寿を願うのですが・・)
ギリシャでは、日常的に食べてますが、なぜかお金持ちにはなりませんねえ。
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2006年04月26日
それぞれの弱み
人にはそれぞれ、弱みというのがありますよね。
「分かっちゃいるけど、やめられない」ということや物。
アテネには鳩がたくさん住みついていて、公園は鳩の糞害で大変。アパートのベランダにもやってきて、うちの鉢植えも随分葉っぱや花を食い荒らされた。植木鉢の中に卵を産み落とすツワモノもいる。
うちの義母は鳩が好きなわけではないのに、鳩に餌をやらないと気がすまない。ベランダが糞で汚れるとぼやいているのに、なぜか餌をやっている。それも、わざわざスーパーで鳥用の餌を買ってきて与えているのだ。義父が「今は骨折もしているのだし、いい加減にしろ」と言っても、やはり気になるらしく、息子であるうちの旦那に、「餌を買ってきてくれ」と電話で隠れて頼んでいる・・・ちなみに、パスハのゆで卵も鳩の餌と化す。
一方、義父。お酒とタバコがやめられない。まあ、どちらも引退した男性の楽しみだし適量なら仕方ないが、最近は前かがみになれない位お腹がせり出してきた。「昔と比べて20キロも太った、服が着られなくなった、昔は細かったんだ・・・」とぼやいている。健康のためにも節制が必要。なのに、昼間の散歩の時はウゾというギリシャの強いお酒とおつまみを楽しみ、夕方我が家に来た時は必ずウィスキーを飲むし、家に帰れば、またワインとナッツなどは欠かさない。これじゃ、やっぱり太るよ!
タバコは、家で吸うと義母に文句を言われるため、外でだけやはり隠れて吸っているようだ。この間、道をくわえタバコしながら歩いているのを目撃してしまった!!
そして義姉は、タバコと猫。結構、色々健康に問題があって手術などもしているのに、どうしてもタバコがやめられない。やめようという気も見られないし、子供の前でも吸う。前はちょっと遠慮していたが、最近は、もう我慢できない、という感じで吸っている・・・なのに、うちの旦那や子供に対しては、健康に関する講釈が長々と・・・
でも、とてもお世話になっているので、皆おとなしく、ハイハイと聞いている。
とても猫好きで、自分の家の周りの野良猫に毎日餌をやっている。今回のパスハ(復活祭)の前後、別荘の方にしばらく行っていたので、うちの旦那が猫の餌やりの代理を頼まれた。これまた、わざわざ買ったキャットフードを毎日、所定の場所2箇所に置きにいくと、お腹をすかせた猫が何匹も、どこからともなく走ってくるのだ。アテネには、鳩も多いが野良猫、野良犬も多い。
そして、うちの旦那は、きのうも書いたが、甘い物とDVDに弱い。
弱い、弱すぎる・・・
まあ、なんというか、やっぱり家族なんだなあ、似ていてちょっとおかしい。そして、長女のEも、甘党、DVD狂、動物好き、というこの家系の性質を受け継いでいる。
そして、私の弱みは・・????
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2006年04月25日
名前の祝日(オノマスティキ・ヨルティ)
ギリシャでは、聖人にちなんだ名前が良くつけられます。通常、名前は、洗礼の時に、男の子は祖父の名前、女の子は祖母の名前をそのままもらうことになっているので、同じ名前が何代にも渡って継承されることになります。そして、ギリシャでは各聖人を祝う名前の祝日(英語ではネームデイ、ギリシャ語ではオノマスティキ・ヨルティ)がたくさんあり、自分の名前と同じ聖人の日は、誕生日よりも重要視されるのです。(祝日といっても休みになるわけではありません。)
(聖人を描いたイコン)
親しい人のネームデイは、毎年ちゃんとカレンダーでチェックしておかねばなりません。というのは、この日には、パーティーをしたり、電話で「フロニャ・ポラ(おめでとう!)」と祝う習慣があるからです。ですから、こちらの手帳やカレンダーには、今日はどの聖人のネームデイかというのが書いてあるものが多いです。
きのうは聖ゲオルギオス、通称「ヨルゴス」のネームデイでした。英語風にいうと「ジョージ」ですね。ギリシャでは、ヨルゴスは、ヤニス、コスタス、などと並び、男性の名前としてはありふれたものの一つです。石を投げればヨルゴスに当たるという位の確率です!?
そういえば、テレビのCMで、サッカースタジアムで誰かが「ヨルゴーーー!」と叫ぶと、10人位、パッと後ろを振り返った・・・というのがありました(笑)。
うちの旦那も実はこの平凡な名前でして、きのうは電話が色んなところから鳴り続け、迷惑そうな顔をしていました。電話自体が嫌いなのと、こういう形式化した面倒な習慣が全般的に苦手なのです。でも、嬉しいことだってありますよ。
(ヒルトンホテル内のビュッフェのデザート)
このネームデイには、大いばりで甘いものを食べることができるからです!
いつも、私がガミガミ言うので(太りすぎが心配!)、甘党の旦那は隠れて甘いお菓子を食べたりしているのです。といっても、こちらでは、祝われる本人が、「他の人にお菓子をふるまう」のがお約束。ですから、会社などでも、ネームデイがあるたびに、年中、お菓子が氾濫しているわけです。
うちの旦那も、早速、ケーキをいそいそと買いに行きました。ケーキ屋さんを2件はしごして自分の好きなケーキを10個も買い込み・・・そして、「君と子供のために買ってきた」と言い訳して、自分で食べるわけですね。
私も甘い物は好きですが、旦那は、食べる量と甘さのレベルが違うのです・・・
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2006年04月24日
パスハ(復活祭)の羊肉料理
きのうはパスハ(復活祭)の日曜日。アテネはとっても天気が良く、汗ばむくらいの初夏の日差しでした。ギリシャでは、伝統的に、この日には、マギリッツァという羊の内臓と米のスープ(卵とレモンの味)、羊(アルニ)のグリルと、ココレッツィという羊の内臓を串にグルグル巻きにしてグリルしたものなどを食べます。
いよいよ、「肉食ライフの復活」です!
(手前のスープがマギリッツァ、左上がグリークサラダ、右上が羊肉)
内臓系を食べるのは、EUではギリシャくらいかもしれませんね。羊肉は苦手な人も多いかもしれません。ちょっと脂っぽい感じですが、案外匂いも気にならないし(って、好きだから気にならないのかな?)、肉は柔らかくジューシーで、最高です!
ココレッツィは、当たり外れが激しいですが、熱々で「当たり」の場合は、内臓の淡い苦味とコクと滋養がなんともいえずGOODです。
(ココレッツィ)
田舎の方に行くと、のどかな田園地帯の家の裏庭やホテル、食堂などの屋外で羊一頭を串にさしてグルグル回しながらグリルする「羊の丸焼き風景」が見られ、肉の焼けるいい匂いがあたりに広がって、それがとってもパスハらしい光景なのです。できるなら、パスハは、伝統がまだ息づいているどこか田舎に行って過ごしたいものですね。昔は人が手で何時間もグルグル回していたので、大変な重労働でしたが、今は機械に任されていることが多いようです。アテネのような街中では、やはり丸焼きはあまり見られません。この日は食堂も休みのところがほとんどですしね・・・
(羊肉/アルニ)
うちは、いつもは義父母のところで義母の手料理で食事会があるのですが、今年は義母が骨折してしまったこともあり
、近くのタベルナ(食堂)にお昼に食べに行き、簡単に済ませました。それでも、とってもおいしかったです!
ただ、いつもの通り、子供二人がおとなしくしてくれないため(長女は走り回る、次女はテーブルクロスを引っ張る、ぐずる・・・)肉を口にかっこんで1時間もしないうちに退散した次第です。あーあ。
こちらのシステムでおもしろいのは、タベルナという食堂でも、この日ばかりは近くのパン屋さんのオーブンを借りて、肉を焼いたりするんです。一般の家庭でも、下ごしらえした肉をパン屋さんに預けて焼いてもらう場合もあります。でも、その後焼いたパンは肉くさくなりそう??
うちに帰ると、そんなに量を食べたわけではないのに、夜まで胃がもたれて・・・旦那も同じ状態だったようです。そう、アルニ(羊肉)はやっぱりヘビーな食事なのですね。そんな時は、レモンをギュッと絞ってジュースにして飲むと、消化が早いです。お試しあれ!
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2006年04月23日
復活祭「カリ・アナスタシ!」
今日は、パスハ(復活祭)の最高潮の日です。
ギリシャ語では、復活は「アナスタシ」と呼ばれます。
(黒い帽子をかぶっているのがギリシャ正教の司祭の方です。)
きのうの夜、12時前に近くの教会に行ってきました。小さいですが、400年以上の歴史がある由緒ある教会です。教会の周囲は大変な人出で、12時の鐘と共に暗い教会に灯りがともり、司祭が「フリストス・アネスティ(キリストとは復活せり)」と宣言すると爆竹や花火の音もけたたましく鳴り響きます。この爆音と煙に驚いて、子供は泣き出したりするくらいです。結構、危険も伴います。
人々は十字架を切り、抱擁しあい、司祭の蝋燭から次々と自分の蝋燭(ランパダ)に神聖な火を移し灯し、それを隣の人に分け与え・・・教会の周りがみるみるうちに蝋燭の火で満たされます。キリスト復活の喜びを象徴するかのように、灯はユラユラと闇を明るく照らし、それはそれはドラマティックな風景です。
このエルサレムから空輸された聖なる火については、lemonodasosさんの記事に詳しく書いてあります。
(炎の下のカップは、溶けた蝋が下にたれないように止めるための受け皿。これがないと、熱い思いをします!))
おとといの深夜に見た映画では、キリストが復活した時に、ベートーベンの「第九交響曲」がバックに流れていました。「ハーレルヤ、ハーレルヤ!(主をほめたたえよ!)」という、年末に良く聞くあの「歓喜の歌」の合唱です。本当に、そういう感じですね。
映画の中で、キリスト様は言っておられました。
「明日を思いわずらうな。今日の労苦だけで十分だ。」と。私はキリスト教ではありませんが、聖書の言葉には、やはり心に響くものが多いです。
人々は、その命の火を絶やさないように、大切に家に持ち帰ります。結構風もあったので、家にたどりつくまでに何度も消えそうになって焦りました!そして、家の各部屋にその短くなったランパダの火で十字を切り、家族の健康と幸せをお祈りしました。
「カリ・アナスタシ!」(復活祭を祝う言葉)
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