ギリシャ★アテネより愛をこめて★ From Athens With Love

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オリーブの収穫の季節

 ギリシャでは、11月になると、たわわに実ったオリーブの実の収穫が始まります。農家では、低い枝の実は手摘みで、高い枝の実は棒で叩いて下に敷いたマットの上に実を落とし、収穫します。家族総出、臨時作業員を雇ったりして行う大変な作業です。

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ギリシャにとってオリーブは、なくてはならない存在。日本の醤油、味噌、梅干し、米に匹敵するような主要食材です。ギリシャの各地にオリーブ畑が見られ、その種類は100種類以上、国民一人当たりのオリーブ油の消費量はなんと世界一です。ギリシャ料理には、おたまで何杯分ものオリーブ油を使ったりしますし、食用の他、美容や医療、燃料などにも古代から珍重されてきました。教会の聖油として使われるオリーブ油は「光」を象徴し、ギリシャ正教の洗礼式には、体にふりかけたりもします。

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オリーブの記述はギリシャ神話の中にも多く見られ、歴史的にもその関わりの深さが伺われます。どれも、ギリシャにおけるオリーブの重要性を示す逸話ばかりで、興味がそそられるところです。ギリシャ神話の中のオリーブについては、また書きますね。

 

個人的には、私の中でも、今ではオリーブはなくてはならない食材になってしまい、いつもスーパーで、どのオリーブにしようか迷ってしまいます。これまたオリーブファンの長女と一緒に、いつも、味見させてもらって楽しんでいます!

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2004年のアテネオリンピックでは、オリーブの枝の冠がオリンピックの勝利者に与えられ、平和の象徴として、オリーブは国連の旗のデザインにも使われています。樹齢が何千年と言われる古木もあり、夏は40度近い炎天下に半年くらい雨の降らないこともあるギリシャの気候も耐える、本当に貴重で強靱な、まさに神の恵みを象徴した木だと思います。

 

去年の夏の山火事で、そのオリーブの木がたくさん失われてしまったことを、本当に残念に思います。

 

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マラソンの発祥地、ギリシャで走る秋のイベント

マラソンの発祥地であるギリシャにて、アテネ・クラシック・マラソンが11月9日に開催され、女子部門では、見事、日本の田上麻衣選手が2時間36分58秒で優勝しました!男子部門では末次巧幸選手が2時間17分10秒で7位に食い込みました。ちなみに、男子1位はケニアの選手で、2時間12分42秒の新記録を出して優勝しました。

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優勝した田上選手、目標とする選手は、あの2004年アテネオリンピックで優勝した野口みずき選手とのこと。その野口選手と同じコースを走り、野口選手の記録より10分ほどの遅れでゴール、見事に優勝した田上選手。夢と目標に、どんどん近づいている感じですね。競技後のコメントとして、「今年は4回もマラソン大会に参加して疲れていたけれど、このアテネのコースも、事前に一部走ってみて、その厳しさを実感していたので、本番で抑制したことが勝利につながりました。」というようなことがギリシャの記事で書かれていました。現地新聞にも田上選手のゴールの写真入りで、記事が載っていました。どうも、このアテネのマラソンコースは、日本女性選手と相性が良さそうです。

 

 

今年も、通常の42.195キロコースの他、ちょっとそこまで自信の無い方用に、10キロ、5キロのプチマラソンもあり、全世界から1万人以上の選手が集い、参加したとのことです。

 

今では世界中で愛されているマラソン競技ですが、その起源は、紀元前5世紀の「マラトンの戦い」です。第一次ペルシャ戦争で、ギリシャ軍とペルシャ軍がマラトンの地で戦い、数的にも圧倒的不利な状況から一転、ギリシャ軍が勝利しました。この喜びのニュースを一刻も早くアテネの市民に伝えるため、足の速い伝令がマラトンからアテネまでの長距離を必死で走り、アテネに到着してギリシャ軍の勝利を伝えた後、力尽きて息絶えたという英雄伝があります。この伝説が元になってマラソン競技が始まったのです。

 

アテネ・クラシック・マラソンはこのマラソンの起源となった歴史的コースを走るもので、スタート地点は、ギリシャ東海岸沿いのマラトン市、ゴールはカリマルマロと呼ばれる、アテネにあるパナティナイコ・スタジアム。途中坂が多く、かなり厳しいコースです。ちなみに、ゴールになるこのスタジアムは、1896年に第1回近代オリンピックが開催された記念すべき場所で、2004年アテネオリンピックでも、マラソンのゴールとなった所です。(下の写真は、2004年オリンピック時のスタジアムの様子)

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そして、アテネ・クラシック・マラソンよりもずっと知名度は低いのですが、ギリシャには、もう一つのマラソンの国際大会があります。それは、1983年から始まった超長距離マラソンの「スパルタスロン」。こちらは、第1次ペルシャ戦争の際に、アテネ軍の伝令フィディピデスが、援軍を求めるためにスパルタまで走り、往復約500km近くを4日で駆け抜けたという故事が起源となっています。

 

その名前が示す通り、こちらは、アテネからスパルタまでの約250キロの距離を36時間以内に走るウルトラレースで、標高1100mのサンガス山越えなどがあり、完走率も低い厳しいサバイバル競技です。今年は9月27、28日に行われました。コースも苛酷だし、出場資格条件も厳しいことから、少人数の戦いになっていますが、いつも日本人の参加が多いのが驚きです。開催地のギリシャや近隣のヨーロッパ諸国の出場者よりも、日本の選手数の方がずっと多いのです。

 

そういえば、ギリシャは、公園でジョギングしている人もあまり見かけない反面、日本人はマラソン向きな性質なのかもしれません。発祥地ギリシャよりも、マラソンに賭ける情熱は日本の方が上かもしれませんね。

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ギリシャ国家記念日(オヒ・デー)のイベント

10月28日は、ギリシャの国家記念日(祝日)でした。

通常「オヒ・デー」と呼ばれていますが、ギリシャ語で「OXI(オヒ)」というは

NO」の意味です。

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1940年10月28日、ムッソリーニ率いるイタリア軍がギリシャに侵入してきて、占領しようと試みた時、イタリア軍の「降伏するか」の問いに、ギリシャのメタクサス将軍が毅然と「オヒ!(否!)」と言って拒否したことが、この「オヒ・デー」の由来です。

 

圧倒的に不利な状況であったにもかかわらず抗戦の道を選択し、イタリア軍と厳しい山岳戦を闘い、最後には見事にアルバニア国境を越えて撃退した、記念すべき日なのです。誇り高いギリシャ魂と、自由への強い意志を感じるエピソードです。ギリシャには、「自由か、さもなければ死を!」という、独立戦争時の有名なスローガンがありますが、これはギリシャ人の気質を象徴しています。

 

さて、この日は祝日で、様々なギリシャの街でパレードが行われますが、この日の数日前には、学校でもパレードやお祭りが行われる習慣となっています。まだ意味も良く分からない幼稚園の頃から、こういう行事が行われるということによって、自然と愛国心が育ち、歴史に興味を持たせることができるのですね。この記念日に関する歌も多くあり、かなり難しい歌詞なのですが、語呂が良くできていて節が単調なので、子供は、お経のようにすぐ覚えてしまいます。学校のイベントでは、これらの歌を合唱し、生徒が一人ずつ詩(台詞)を斉唱したりします。

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ギリシャの有名な詩人、ソロモスの「自由への讃歌」が原詩となってできたギリシャの国歌や「国旗」という歌では、ギリシャ人の自由への熱い思いを歌い、「ドゥーチェ(ムッソリーニ)が軍服を着る」では、イタリア軍との山岳戦で、ギリシャ兵がいかに勇ましくイタリア軍を撃退したかを歌い、「ギリシャは決して死なず」という歌では、ギリシャの栄光と威信を歌っています。

 

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長女の幼稚園では、当時の新聞のコピーをくれ、「家でこの日のことを話し合って下さい。」との宿題が!(私には歯が立ちませんね。)ムッソリーニやメタクサ将軍の写真などが載っていました。 

ちなみに、幼稚園年長の長女と保育園に通う次女も、園のイベントで言う台詞をもらってきましたのでご紹介しましょう。ギリシャは演劇発祥の地ということもあり、小さい頃から、人前で台詞を言う機会や、演劇の催しがとても多いような気がします。こうやって、度胸がついていくのですね。

 

 

長女の台詞

「この記念すべき日、一同集え、国旗を高く掲げよ、志を高く持て!」

 

次女の台詞

「全ての民が、今日、私たちと共に祝う。偉大なる我々の祝祭、我々の勝利をたたえよ!」

 

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聖ディミトゥリオスの日

 ギリシャで、明日10月26日は、聖ディミトゥリオスの日です。ギリシャはギリシャ正教の国なので、1年のうちには、聖人を記念する日がたくさんあります。この10月末の聖ディミトゥリオスの日あたりからギリシャでは冬が訪れると言われ、この週末から冬時間に変わります。

 

さて、聖ディミトリオスとは、どんな人だったのでしょうか?

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聖ディミトリオスは、ギリシャ第二の都市、北部テッサロニキの裕福な家庭に生まれ、青年時代にはローマ軍に従事していましたが、キリスト教に出会って洗礼を受けてからは、教義の流布、宣教の道に励んでいました。

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しかし、当時、ギリシャを支配していたローマ帝国の皇帝マクシミアノスは、キリスト教を弾圧していました。

 

そして、皇帝がテッサロニキを訪れ、聖ディミトリオスの噂を聞くと、彼を牢屋に投獄してしまったのです。しかし、聖ディミトリオスは、牢屋の中でさえ、宣教の道を諦めませんでした。

 

当時、ローマ帝国支配の時代には、皇帝の娯楽のために、様々な競技が開催されていましたが、千客万来のあるスタジアムでレスリングが行われた時、当時の怪物レスラー、リエオがキリスト教徒に対戦を挑みました。

「キリスト教徒のやつは、相手になるぞ。誰でもかかってこい!キリストとやらの力を借りて、俺に打ち勝ってみろ!」怪力・巨人の彼の前には、恐れて誰も志願しませんでしたが、遂に、ネストラという若者が、キリストが冒涜されることに堪えられず、戦う決心をしたのです。

 

彼は、こっそりスタジアムを抜け出し、聖ディミトゥリオスが投獄されている牢屋に行き、彼から神の祝福の力を授けてもらい、帰還しました。戻ってきた彼は、自信満々に「俺が相手になる。キリストの力を借りて、お前に勝ってみせるぞ!」と挑みました。そして、試合が始まって最初の一撃で、なんと怪物レスラーを倒し、相手は息絶えてしまいました。キリストの力が勝利したのです。

 

この結果に激怒した皇帝は、ネストラと、祝福を与えた聖ディミトリオスを死刑にしてしまいました。

 

信者は悲しみにくれながら彼をお墓に埋葬しましたが、そのお墓から、没薬(もつやく:古代から、薬や香の材料として珍重されてきた樹脂、救世主の象徴とも言われる)がしみ出てきたという伝説があります。そして、後に信者は、テッサロニキに壮大な聖ディミトリオス教会を建て、街の守護神として崇め、現在では、毎年10月26日に、彼を偲んで、盛大なミサが行われるようになりました。

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実は、このお話は、長女が幼稚園でもらってきたプリントを訳したものです。長女と一緒に、私も、一緒にギリシャの勉強をさせてもらってます。

 

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育児サークルの運動会

大仕事が終わって、ほっとした週末・・・

 

何を間違えたか、自分の子育てもままならない私が、アテネ日本人会内育児サークルの会長になってしまってから、はや4ヶ月。

 

「異文化の中で育つ子供達に、日本語や日本文化を伝えたい」という趣旨で、会の発足から会則作り、運営、企画まで、他の役員の方と力を合わせて手探り状態でやってきましたが、結構、準備も本番も大変です。

7月は七夕会で笹の飾り付けや歌、8月は休みで、9月は夏休み報告会や絵日記、お月見の話と団子作り、本の読み聞かせ、秋の歌・・・などの活動をやってきましたが、先週の土曜日は、10月のイベント「運動会」でした。

 

年齢の異なる子たちが楽しめる競技、日本の昔からの伝統遊びなどを取り入れて種目を決め、この老体に鞭打って前日に長女とリハーサルをしたら、心臓バクバク・足ガクガクの息切れ状態。改めて、運動不足、体力の衰えを痛感。それに、昔良く遊んだ遊びでも、ルールが良く説明できなかったり、歌の内容が理解できていなかったり・・と、他人の子供にも教える側に立つとなると、責任重大です。でも、インターネットで調べると、情報が出てくる出てくる・・・本当に、今という時代は便利です。運動会の準備期間は、そんな情報集めでパソコンに張り付いていました。

 

恥ずかしながら、体育の日はいまだに10月10日の固定祝日だと信じていたし、10月10日は東京オリンピックの開会式の日だったという歴史も改めて知ったりして、自分の無知ぶりを思い知らされました。日本の伝統遊びについて調べていると、あんたがたどこさ、花いちもんめ、かごめ、等の歌に秘められる謎、解釈の色々など、子供の歌らしからぬ内容も多くてびっくり。花いちもんめの「花」は遊女を意味し、「勝って嬉しい」だと思っていたのは実は「買って嬉しい」の意味だという解釈や、かごめの歌は、徳川の埋蔵金のありかを示す歌だとか、姑が身重の嫁を後ろから突き落とす歌だとか、そんなおどろおどろしい解釈もありました。後、綱引きの「オーエス!」のかけ声の由来は海軍で、フランス語で「(帆を)引っ張れ」という意味だとか・・なんだか、「運動会クイズ」ができそうですね。結局、そんな蘊蓄も質問されることもなく済んで良かったですが・・・自分のためになりました(笑)。

 

ラジオ体操もやりましたが、これって、かなり日本的な物ですよね。日本にいる時は何も感じなかったけれど、ギリシャでは、まず考えられない(苦笑)。そういえば、日本を皮肉ったパロディー映画で、「日本には、こんな変なものがあるんだぞー!」と言いたげに、ラジオ体操をおもしろおかしく、からかっている映像があったのを思い出しました。でも、これはバカにできないですよ!いざ、やってみると、体全体の筋肉をくまなく使うように良く考えられていて、素晴らしいなと再認識。これから毎朝やってみようかな。長女も、ラジオ体操をやっているうちに「だんだん楽しくなってきた!」と言ってくれたので、大爆笑。

 

そして、運動会の本番・・・ヘルプがあったものの、大声で競技説明と実演、体にこたえました。

ゴム段の実演で、「上手―!」と褒められて嬉しかったけれど。

それにしても、子供達をまとめるって、大変な仕事ですね。大縄や、ゴム飛びや、ゴム段や、実演してみせると、皆、すぐにやりたがって、収拾がつかなくなってしまうんです。それから、氷鬼をやった時、皆が鬼になりたがるので驚きました。綱引き、二人三脚、中ぶつけも、結構、盛り上がりましたね。それから、男の子は、やっぱり活発。女の子2人でフーフー言っている私は、まだまだ甘い・・・というのが分かりました。

 

けが人もなく、無事に終わったのが何よりでした。最初は冷めた感じだったのに、だんだん、子供達の目が輝いてくるのを見るのが楽しかったです。(私に似て軟弱な長女は、途中でだれてましたが)それに、何よりも、「育児は育自」ということを再認識しましたよ。

 

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ギリシャのカフェでコーヒータイム

お久しぶりです。子供の学校や習い事が始まり、その他、色々な仕事が重なって、また、バタバタとした日々を送っております。

 

そんな中で、ホッと一息付けるのがカフェタイム。子供の習い事の終わるのを待っている間、文庫本を片手にカフェにいる時間は、私のゴールデンタイムです。

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ギリシャ人は、カフェ大好き人間が多いです。というか、おしゃべり好きというべきか・・・カフェはいつも人で一杯です。読書している人は・・あまり見かけません。

 

 

夏はもちろんアウトドアカフェ。冬でも、周囲をビニールシートで覆って寒さや風よけし、暖房器具をおくカフェもあり、そこまでして外でお茶している人を良く見かけます。そして、かなりの確率で片手にはタバコが・・・本当に喫煙人口が多い国でもあります。タバコが苦手な方は、アメリカ系の禁煙カフェに逃げ込みましょう。

 

日本人は、コーヒーと共にお茶も大好きだと思いますが、ギリシャでお茶というと、なんだか病人用、体の調子が悪いときの飲み物・・・といった印象があります。うちの義母も、下痢をしたらレモンティー、病み上がりや胃の調子の悪い時は、ハモミールティー、山のお茶(チャイ・トゥ・ブヌ)・・・といった感じです。まあ、最近では、ペットボトル入りの紅茶なども随分出回ってきたし、カフェのメニューにもありますが、依然として、カフェでは「やっぱりコーヒー!」なんですよね。

 

ギリシャのカフェでメニューを見ると、結構な種類のコーヒーがあって迷ってしまうと思います。

フィルター・コーヒーは別名ガリコ・カフェと呼ばれるフランス風、カプチーノ、エスプレッソはイタリア風というのはまあ良いとして、カフェなのに、堂々とインスタントコーヒーを出しているところが笑えます。「ネス」というコーヒーは、ご存じネスカフェの粉を溶かしたものです。そんなもの、わざわざお金を出して飲む気もしませんが、まあ、場所と雰囲気なんでしょうね。

 

夏の定番ではフラッペというアイスコーヒーもあります。といっても、日本のアイスコーヒーとは違い、撹拌して泡をたくさん立たせるのが特徴。砂糖とミルクはどうするか聞かれるので、砂糖を入れるのなら「メ・ザハリ(with sugar)」、ミルクを入れるのなら「メ・ガラ(with milk)」と言って頼みましょう。

 

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これらに対し、昔からあるギリシャコーヒーはエリニコカフェと呼ばれ、年齢層の上の人に人気です。トルコ・コーヒーと同じものですが、トルコ占領の辛い過去を持つギリシャ人はそれを認めず「ギリシャコーヒー」と呼んでいます。これは、コーヒーの粉(写真下)を専用の小さい鍋に入れて、水と好みで砂糖を入れて沸かして溶かし、泡が立ってきたら吹きこぼれる直前で火を止め、ちょっと粉が沈殿するのを待ってから頂きます。濃いので、エスプレッソのような小さなカップで出てきます。ご想像がつくかと思いますが、これは結構粉っぽいザラザラした味わいですが、慣れるとなかなかおいしいものなんです。くれぐれもかき混ぜないように・・・余計に粉っぽくなりますから。初心者は、「メトリオ」と言って、砂糖をちょっと入れて貰った方が飲みやすいと思います。飲み終わった後、カップに沈殿したコーヒーの粉の形で「コーヒー占い」をする人もいるそうです。

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そして、このコーヒーの良いところは、どこに行っても、メニューの中で一番値段の安いコーヒーだということです。ヨーロッパ中で、一番コーヒーの値段が高い国だと言われているギリシャ、これだけは適正価格かも知れません。エリニコカフェは、カフェニオンと呼ばれる、おじいさん専用(?)の渋いカフェでは定番です。カフェニオンは、客層を見ればすぐ分かると思うのですが、若者はもちろん、女性も寄せつけない雰囲気を持っています。昔からの、男性の社交場です。こちらは、遠くからそっと見守るだけにしておきましょう。

 

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クレタ島紀行(アルカディ修道院編)

 クレタ島は、地中海に浮かぶギリシャで一番大きな島で、美しいビーチ、セレブも訪れる高級リゾート地、ミノア文明発祥の地、豊富な農作物や珍しい草花、多くの遺跡、変化に富んだ地形や洞窟・渓谷などの恵みを観光のセールスポイントにしていますが、実は、その歴史は、戦争、占領、略奪、などの困難な出来事で彩られています。

今日は、その中の一つの悲劇的なエピソード、ギリシャ正教徒の聖地となっている修道院を紹介しましょう。

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クレタ島の北西部、美しい港町レスィムノンの近くに、そのアルカディ修道院はあります。16世紀に建設され、その優美で均整のとれたファサードを持つ修道院は、建築洋式としても大きな歴史的価値を持つ遺産です。向かい側の回廊の2階に上れば、修道院と、色とりどりの花に囲まれた美しい庭園を一望することができます。

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ギリシャは、15世紀にオスマン・トルコ帝国に占領され、1830年にヨーロッパ列強国によって独立を認められるまで、400年近くもトルコ支配による辛酸をなめてきました。本土独立後も、クレタ島は依然としてオスマン・トルコの支配下にあり、抑圧された生活であったため、誇り高きクレタ人たちは、自由・独立を求めて戦ってきました。

 

1866年の11月、独立を望むクレタ人による大きな反乱が起こり、それを鎮圧するためにトルコ軍が出動し、アルカディ修道院には、多くの追いつめられたクレタ人反乱軍とその家族が避難し、たてこもりました。その数は、女性700名、男性287名にも及んだといいます。そして、その中の45名は、ギリシャ正教の僧侶たちでした。この時代のギリシャでは、トルコ支配下にあってもギリシャ正教の自治は認められており、ギリシャ正教の教会や僧侶たちは、ギリシャ人たちの心のよりどころ、アイデンティティーを象徴していました。

 

トルコ軍に包囲されて降伏を要求されて籠城の後、敵兵が修道院の中に攻め入った時、その悲劇は起こりました。トルコ軍の捕虜になって辱めを受けるより、誇り高き死を選んだギリシャ正教徒達は、自らの手によって修道院の火薬庫に火を放ち、集団自決したのでした。その爆破により、籠城していたほとんどのギリシャ人と、多くのトルコ軍が死傷しました。「自由か死か」という誇り高きスローガンは、ギリシャ独立戦争を象徴するものですが、この事件は、まさに、このスローガンを有言実行したものでした。このアルカディ修道院集団自決は、ヨーロッパ列強国にも大きな衝撃を与え、一気にクレタ解放に手を貸すきっかけになった、重要な歴史的事件でした。

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修道院の中の壁や木には、トルコの砲弾の跡と見られる穴が痛々しく残っており、当時を偲ばせます。また、修道院内にあるミュージアムの中には、当時使用された武器や、火事から焼け残ったイコンや教会の備品、建物の一部、僧侶の個人的遺品などが展示されています。今では、その庭には美しい花が咲きみだれ、まるで地上の楽園のような雰囲気で、当時の悲劇が嘘のような静寂に包まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この修道院は、ギリシャの誇りを守った象徴として、ユーロ導入前のドラクマという紙幣のデザインにも使用されていました。それだけ、ギリシャの歴史にとって重要な意味を持つ場所なのですね。日本の「ひめゆりの塔」と決定的に違うのは、この集団自決は、戦争の悲劇としてというよりは、ギリシャ人の誇りと威信を守ったという「英雄的行為」として語り継がれているということでしょうか。

 

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9月ーー新学期の始まり

長いと思っていた(やっぱり長かったかな?)子供の夏休みも終わりを告げ、ギリシャも新学期が始まりました。

今年は9月11日が始業式。始業式の様子は去年の記事をどうぞ。

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5才になったばかりの長女は幼稚園の年長組、3歳半の次女は別の保育園の年少組になりました。どちらも去年度からの同じ学校なので不安は少なかったのですが、長女の方の幼稚園で、ちょっとしたトラブルが!!

 

ギリシャでは幼稚園の年長組が義務教育に組み込まれたため、年長組の子供の人数がどこもパンク状態。公立の幼稚園では、年長組優先なので年中組の子供が入学できなかったりという話も聞きましたが、長女の通う私立の幼稚園では、なんと、年長組と年中組の混合クラスになってしまったのです。この年頃の1年の差というのはかなりなもので、長女と1年半差の次女を考えてみても、年長と年中を同じクラスにするのは、先生にとっても生徒にとってもマイナスになるような気がするのですが・・・

 

人数も、1クラス28名と大幅増、去年は17名位だったので、人口密度も激化・・・本来なら、建物の1階が年中クラス、2階が年長クラスで、長女も、年長クラスになったら、2階に行けると楽しみにしていたのに・・・・(涙)

 

今年度は年長の生徒数が激増し、年中の生徒数が少なかったので、苦肉の策で、年長と年中の混合クラスが3クラスできて、長女は、不運にも以前と同じ1階の教室に残留となってしまったのです。前に同じクラスだった友達のほとんどが2階のクラスに行き、長女を含め3名だけが1階のクラス。これでは、まるで年長に上がれなくて落第したような印象・・・(苦笑)。友達にも、Eちゃんは、また(まだ?)下のクラスのなのー?とからかわれそうです。

 

現に、1階クラス残留の長女の親友は、1階の教室に入ろうとすると、門番のようなおばさんに、「そこは年中組の教室よー!あなたは上でしょ?」と言われて、泣いてしまったとか。全く、従業員さえも現状を把握していない(怒)!繊細な子供の心を傷つけて良いのか!?

 

学校側に文句を言うと、「混合クラスの方が、学ぶことも多いんですよ。それに、1階の方が場所も広いし、仲良し3人組を一緒のクラスにしてあげたんですよ。休み時間には、上のクラスの子とも遊べますし。」と恩を着せるような回答。確かに、親友と同じクラスというのは、嬉しい計らいだけれど・・混合クラスになったら、今までやってきたこと(ギリシャ語のアルファベット、英語、フランス語などの勉強)をもう一度やるのか、それとも、年少の子がいる同じ教室で、一人の先生しかいないのに、別々のことができるのか、子供が28人もいて目が届くのか・・・と色々な不満や不安が吹き荒れて、長女の落胆も相当なものでしたが、私や旦那の落胆はそれ以上で、しばし落ち込んで無口になってしまったのでした。

 

しかし。これも、時の運。今は過渡期なので、ギリシャ中の幼稚園で何らかの問題が起きているはずです。一応、学校側には言うことだけは言って、後は、長女の楽しい幼稚園生活を、前向きに応援することしかできません。幸い、長女は幼稚園大好き。それでも、喜んで通園しています。

夜も、早めにお風呂に入り、朝も眠くて泣くことはなくなり、成長を感じます。

 

長女の親友のお父さんとの話で、「今度の先生は、上のクラスの先生よりも良い先生だし(お姉さんが幼稚園の時、その先生のクラスだったとのこと)、2階は2クラスで、1階は1クラスだから、1階の方が場所が広くて良い」などというポジティブな面も発見し、まあ、仕方ないか・・・と諦めモードです。

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さあ、また、毎日6時起き、寝不足とお弁当メニューに悩み、習い事の送迎に奔走する毎日の始まりです。

 

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ギリシャのイチジク

ギリシャの名産品に、イチジクがあります。

 

8月の真夏が旬で、これが、なんとも言えないほどおいしいのです。日本のイチジクは、あまり美味しいと思ったことはないのですが、ギリシャのイチジクは、その甘さ、濃厚さ、プチプチした食感がたまらず、すぐに虜になってしまいました。この1ヶ月ほど、毎日のように食べています。

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イチジクは漢字で「無花果」と書くので、花がないのかと思いきや、その正反対!あの袋の中に入っている赤いツブツブが、みんな花なのです。その栄養価・効能は秀逸で、カリウム、カルシウム、ビタミン、豊富な食物繊維などをバランス良く含み、整腸作用、便秘解消、酵素による消化促進、二日酔い防止、コレステロールの吸収防止、喉の消炎作用、免疫力の増進、抗ガン作用、抗酸化作用、更年期障害改善、痔の改善、などの効用があげられます。 でも、未熟な実を食べると、逆に胃が荒れるらしいので注意しましょう。

 

さて、このイチジクの歴史は古く、アラビア半島が原産と言われ、ヨルダン渓谷の遺跡、エジプトの壁画上でも発見されています。旧約聖書で、アダムとイブの裸を隠すために、イチジクの葉を使用したという話は有名ですね。ギリシャでも、この果物との関わりはとても古いです。ギリシャ語ではシコ(複数形はシカ)という名前で、紀元前にまずクレタ島に伝わり、その後、ギリシャ全土に伝統的食料として広がり、大切にされてきました。古代では食用、薬用としてとても珍重されていたため、一部の種類は、輸出を禁止した法律があった時代もあるほどです。多くの花が詰まっていることから、繁栄、多産の象徴であったとも言います。またギリシャ神話の中では、女神デメテルがイチジクを作ったと書かれています。写真下左側の黄緑色のイチジクが「バシリカ」という呼ばれる種類で、「王様」という意味を持つだけのことはあり、とてもおいしく、値段も高いです。右側の黒っぽいイチジクが「マブロ(黒)」という種類で、割ってみると、周りの黄色い果肉が多く、真ん中の赤い花の部分が少なく、甘みも薄いです。

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古代ローマでもイチジクは「聖なる木」として珍重され、当時、少なくとも29種類ものイチジクがあったそうです。イチジクは、まず地中海地域に伝わり、その後、スペイン人の遠征によって、世界に伝えられました。今では、ギリシャを始め、トルコ、スペイン、ポルトガル、アメリカのサンディエゴなどが名産地として知られています。

 

このギリシャの宝とも言えるイチジク、生で食べるのが最高ですが、季節が合わなかった場合は、乾燥イチジクやシロップ漬けもお勧めです。乾燥イチジクは、その夏の収穫物で作ったものが10月頃から市場に出てきます。ちょっと堅いですが、噛めば噛むほど味が出て、美容や健康にも良いし、おみやげにも最適です。また、「グリコ・クタリウ」と呼ばれるシロップ漬けは、ちょっと日本人には甘すぎる感がありますが、ギリシャの伝統食品です。昔、ケーキ屋さんなどがなかった頃は、一家の主婦は、季節の果物をシロップ漬けにして保存食にし、お客様へのもてなしに出したりしたそうです。今では、他のお菓子に押され気味ですが、ヨーグルトにかけて食べたりするとおいしいです。

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クレタ紀行(スピナロンガ島編)

アテネも、きのう、今日と秋の到来を告げる(?)雷がなり、雨も降ったのでちょっと涼しくなりました。明日から、もう9月ですね。

 

クレタ紀行も、記憶も薄れてきてしまった(苦笑)ので、文章は短く、さらっと写真紀行にします。

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スピナロンガ島は、クレタ島の東部のプラカという村から、船ですぐの小さい島です。

 

ここは、1903年から1954年まで、ハンセン病(ライ病)の患者が隔離されて居住していた島です。ハンセン病患者達が普通に生活を営んでいた村や病院、ヴェネチア共和国時代(16世紀)の要塞、オスマントルコ占領時代の建物などが残されています。

 

現在は、観光のために公開されている無人島のようです。

店は、港に一軒だけ小さなカフェがありますが、トイレを借りようとしたら「海でして下さい」と言われました(苦笑)。こんな綺麗な海に、申し訳なくてできないですよー。下水道がないんですね。

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周囲の海は、信じられないほど透明度が高く綺麗です。

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この島は、イギリスの作家、ヴィクトリア・ヒスロップのデビュー作で、2007年ブリティッシュ・ブック・アワード新人賞を獲得し、世界20数カ国にも翻訳出版された「The Island」(日本の翻訳本タイトル「封印の島」)の舞台となったところです。作者は、この島の歴史に触発されて、この物語を書いたそうですが、面白そうなので、私も読んでみたいです。

 

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アテネ近郊の島 アギストリ

アテネからの日帰り旅行ができる島に、アギストリという小さな島があります。

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アテネ近郊の島としては、エギナ島、ポロス島、イドラ島などが有名ですが、アギストリ島は、エギナ島近くの島で、ピレウス港から高速船(Hellenic Seaways社、Agean社などのフライング・ドルフィン)で、1時間程度で行けます。普通の船(ポセイドン号)でも1時間半ぐらいでしょうか。ピレウス港の船の乗り場は行き先ごとにゲートが決まっており、アギストリ島へはE8という乗り場から出航です。LINE1の電車の終点、ピレウス駅を出て左方向に10分ほど歩くと、E8の乗り場が見つかります。そこに行くまでの道沿いに、船のチケットを売る店がたくさん並び、港の中に入ってからでも船のチケットは購入可能です。ただ、夏の混んでいる時期には、早めにチケットを購入しておいた方が安心です。

 

高速船「フライング・ドルフィン」がアギストリの港に着いて、バスで10分ほどの終点が、「スカラ」というメインビーチです。ギリシャの島らしい青い丸屋根・白い壁の教会、島のランドマークでもあるアナルギリ教会の真ん前に、美しいビーチが広がっています。

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海は遠浅で、水はクリスタルの美しさ。遠くを眺めると、青いというよりは、エメラルドグリーンのグラデーションになった海の色が魅惑的です。波打ち際には、小さい魚が群れになって泳いでいたり、砂浜には、良く見ると、2−3ミリの小さい貝の赤ちゃんがたくさん落ちていたり、子供も大喜びです。

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隣のエギナ島は、大型クルーズ船も立ち寄るため、あか抜けており、いかにも観光化されたような印象を受けますが、ここアギストリは、まだあまり観光ずれしていない、いい意味での田舎っぽさの残ったのんびりした雰囲気です。ただ、ビーチの施設(シャワーなど)は、充実しているとは言い難いですが・・・それは、ホテルや貸別荘で着替えたりシャワーを使う、長期滞在者が多いからでしょうか。

アギストリ・エクスプレスという船はエギナ島とアギストリ島のスカラ港間を頻繁に運航しており、わずか10分ほどの距離なので、エギナ島に宿泊し、アギストリ島にちょっと遊びに来たり、その逆のコースも容易です。

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エギナ島

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このスカラビーチの前の通りには、タベルナやカフェなどが建ち並び、港のあるメガロホリという村まで、ホテルや貸し別荘なども集中しています。夕方になると、島を周遊するハッピートレインもあり、その発着場もスカラにあります。タベルナの前には、こんな風に、タコを干してある風景にも出会えます。

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海を眺めながらの、タコ、イカ、エビなどの炭火焼きは、ギリシャの島の醍醐味です。アナルギリ教会前のタベルナでは、タコのケフテダキャ(タコのミンチをフライにしたミートボール)や鰯のフライ、ズッキーニのフライなどが美味でした。

 

ビーチ巡りの他にも、海の幸、ギリシャ伝統料理、釣り、松の木の森でのハイキング、貸しスクーターや自転車でのサイクリング・・・など色々な楽しみ方がありそうです。

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アクロポリスの月見

 満月の夜、「アクロポリスの月見」に行ってきました。

お月見の習慣は、中国や韓国にはあるらしいですが、それ以外の国ではどうなんでしょうね?ヨーロッパだと、満月の夜は人の心を狂わすとか、狼男の話などを連想して、あまり風流という印象はないのですが・・

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ギリシャでは、8月の満月の夜、アクロポリスや他の古代遺跡を夜に無料一般公開して、満月の晩の遺跡を楽しむという特別な日があります。良く、絵はがきなどで見る幻想的な風景に魅せられ、前から行きたいと思っていたのですが、今年、やっと「アクロポリスの月見」が実現しました。1年に一回限りのチャンスです。

 

8月16日、午後7時から翌日午前1時までの無料公開(日付は、満月の日に合わせるので、毎年変わると思います)。アクロポリスの丘は、言わずと知れたアテネのランドマークです。アクロポリスの丘にそびえる、世界遺産にも指定されているパルテノン神殿は、アテネ神を奉った神殿です。

 

普通なら、入場料が12ユーロかかるのですが、この日の夜は無料とあって、大勢の人がおしかけました。7時過ぎならまだ明るいので神殿の見学にも支障ありませんし、夕焼けから月見まで楽しめてとってもお得!

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私は夜8時頃着いたのですが、涼しくなって調度夕焼けが美しく、ベストタイミングでした。肝心の満月を探したのですが、あれれ、まだ、どこにも出ていない・・・まさか、アテネのスモッグに隠されているのでは・・・と心配になりましたが、8時40分頃に、やっと山の端から顔を出し、金色に輝く満月の全貌が見えた時は、山のなだらかな斜面を、コロコロと下へ転がって行きそうでした。

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でも、朝日や夕日の動きが速く見えるように、満月もみるみるうちに空へと昇って行き、アクロポリスを優しく月光で包んでいきました。この日ばかりは、月の光を楽しむために、いつものライトアップはしないので、足元にご用心。摩耗した大理石の地面は、結構滑ります。案の定、望遠レンズ&一眼レフのカメラ&三脚持参の人も見かけましたが、それは少数派。満月を楽しむというよりは、月夜の幻想的な遺跡を楽しむ・・という夕涼みの雰囲気でした。

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春の菜の花やケシの花が美しい「遺跡と花」という組み合わせも大好きなのですが、「遺跡と夕焼け」「遺跡と満月」というのも、相性の良い、絵になる組み合わせです。じっくりと遺跡&満月を堪能したあと、帰途につくと、なんと入り口当たりには黒山の人だかり。9時位には、あまりにも入場希望者が多いため入場制限をしていて、行列ができていました。来年行かれる方は、早めの入場をお勧めします。

 

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クレタ紀行(ホテル編)

7月にクレタ島に行ってきました。

去年と同じ、Sissiという所にあるカリメラ・クリティというホテルに滞在。

ギリシャ人は少なく、ヨーロッパ各地からの家族連れが多い、滞在型リゾートホテルです。去年と同じ家族も結構見かけました。リピーターが多いんですね。

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こちらが今回泊まったお部屋。ビレッジのようになっています。二部屋&広いバルコニー付きで、窓からは海も眺められて最高&快適でした。

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朝食は、いつも食べきれないほどの種類のビュッフェを屋外レストランで。

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ブーゲンビリア、ハイビスカス、ジャスミン、プルメリア、ランタナ・・・信じられないほど元気で瑞々しく、美しい花が、至る所に咲き乱れています。広大な土地なのに、植物の手入れが行き届いていてびっくりさせられます。

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肉料理の夕べで出た子豚の丸焼き・・・ちょっと涙を誘う哀れな姿でしたが・・・絶品でした。他にも、ギロやラム、チキン、ビーフ、ビフテキ(ギリシャ風ハンバーグ)ポークチョップ、煮込み料理、なんでもあり!

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シーフードの夕べもありました。あまりにもビュッフェの種類が多いので、もう、毎日、食べ過ぎで大変です。この日の絶品は、手長エビのパスタ。もう、旦那も私も、そればっかり食べてました(笑)。(食べてばっかりで、写真を忘れました・・)

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ブズキとグリークダンスのパーフォーマンスも雰囲気を盛り上げます。ギリシャの地方の民族衣装って、個性的で味があって好きです。

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一方、子供たちは海や4つもあるプールで、パワー全開!

私はついていけません・・

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子供用のプールには、三輪車や色んな遊具があり、おもちゃを貸し出してくれたり、ポップコーンを見ながらビデオが見れたり、至れり尽くせり。特に、次女はここに入り浸りです。長女は、やっと水に対する恐怖感も克服し、ちょっとだけ浮き輪やビート板なしでも泳げるようになりました。ブラボー!

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友人家族の子供も一緒に遊べたので、一層楽しそうでした。

微笑ましい後ろ姿です!

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リュックの中は、バケツ・じょうろ・シャベルなどの砂遊び道具一式・・・

夢のようで、でも、暑い熱い、真っ黒焦げの真夏の日々でした。

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ギリシャ 船の旅

7月中に、休暇でクレタ島に行ってきました。友人家族と一緒に、去年と同じホテル滞在です。

 

実は、この旅行については一悶着ありました。というのは、旦那が、私の意見も聞かずに勝手に決めてしまったからです。私は、「いつもと違うところ、知らないところに行きたい派」。せっかくの休暇で、お金と時間を使うのだから、まだ見ぬ未知のギリシャ(あるいは外国でも)を発見したい!!と思っているのに、旦那は、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、去年と同じクレタ行きを決めてしまいました。私の中では、ロドス島、コルフ島、ハルキディキ、オリンピア、ザキンソス島、コス島・・・と、行きたいところが渦巻いていたのに!!

 

確かに、ホテルは超デラックスで、友人の紹介がなければ、とても泊まれるホテルではないのです。(本来なら1泊6万円位とか・・・!?)施設は家族向けに充実していて、プールも3つ、プライベートビーチもあるし、子供にとっては最高の環境。友人家族にも子供が居て一緒に遊べるし、長期バカンスに行けるだけでもありがたいか・・・と愚痴はこの辺にして。

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去年と違うところは・・・飛行機でなく、船で行ったこと。

アテネから電車(LINE1)で30分、終点のピレウス港からの出航です。

船の旅は大正解!クレタというと、とっても遠くて、船では10時間以上かかると思いこんでいたので、今回のミノアンライン(http://www.minoan.gr)の船は速くて驚きでした。それに、定刻に出発したのにも驚きました!(ギリシャでは遅れが常識!?)ハイスピード船で、アテネのピレウス港からクレタのイラクリオ港まで直行で6時間半(普通船はもっと時間がかかるはずです)、片道、大人31.5ユーロで、飛行機に比べたら格段の安さ。その差額で、日程を増やしたり、食事を贅沢したり、買い物したりして楽しめますよね。

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船内は施設も充実しており、カフェ、レストラン、インターネットコーナー、ショップ、プール、シャワー、座り心地の良いシートなどもあり、広いので、6時間半なんて、あっという間でした。子供は広いスペースでゲームをしたり、走り回ったり、ボールで遊んだり・・・私は、読書をしたり、甲板で海風に吹かれたり、調度セール中のショップ内で、思わず、たくさん買い物をしてしまったり・・・子供のつきあいで行ったプールで、「階段が滑るから気を付けて!」と言いながら、自分が滑って子供用のプールに落ちてしまい、背中にアオタンを作ってしまったのがカッコ悪かったですが・・打ち所が悪くなくて不幸中の幸いでした。洋服のままだったので、ズボンもビショビショ・・・まあ、ギリシャの強い日差しと海風で、すぐ乾きましたが・・・利用される方は、ご注意下さい。

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船を利用する方は、早めに乗船して、カフェのソファの禁煙席を確保することをお勧めします。テーブルもあるし、ソファで仮眠もできるし、煙くないし(ギリシャはヘビースモーカーが多くて、喫煙席は辛いです)、ゆったりできます。カフェといっても、そこで最初に飲み物を頼んで、到着まで居座る人が多いんです。席を離れるときも、紙袋とかタオルとか(取られても諦めのつくもの)を残して、席の確保。当然のことながら、短時間でもカバンなどの貴重品は置かない方が賢明です。もちろん、飛行機の座席のような一般自由席もありましたし、床に寝ている人もいるし、人それぞれですが・・

何しろ、大柄な我が家。シートベルトや狭い席に縛られないのは本当に楽でした。

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船の施設については、船種や船会社によって様々ですが、遠くの島に行く大型船は、似たような感じだと思います。近くの島に行く高速船は、小さくてうるさくて、船旅の旅情とはかけ離れていますので、あまり期待しないで下さいね。また、天候に左右されて時間が遅れたり、ストに遭遇したりすることも多々ありますので、スケジュールには余裕を持った方が良いでしょうね。

 

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アクロポリスの新博物館

 

アクロポリスの新博物館に行ってきました。といっても、正式オープンはまだまだで、建物の一部だけの公開ですが・・・

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アクロポリスの新しい博物館が着工したのはいつのことだったか・・・今までのアクロポリス内の博物館は手狭で、世界遺産にも指定されているギリシャの誇り、パルテノン神殿の博物館としてはいかにも貧弱だったので、広大な敷地、ハイテク建築の新博物館のオープンを私も心待ちにしておりました。

 

パルテノン神殿の建築をかたどったデザイン、展示スペースは14,000平方メートルで、なんと、今までの博物館の10倍もあるそうです。2004年のアテネオリンピックを目標にしていたのでは・・・というあやふやな記憶もありますが、あれから長い年月が流れ、オープンもギリシャらしく延び延びになって、現在は、建物はほぼ完成しているようですが、内装はまだまだ。でも、正式オープンまでの間、完成しているところを一部、無料公開しています。

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場所は、地下鉄赤ラインのアクロポリス駅を出てすぐのところ。現在は、遊歩道に面した正面玄関は閉鎖されていて、地下鉄出口すぐ横の入り口からのみ入場できます。

 

土日も含む毎日、午前10時から12時までという限られた時間内ですが、無料ですし、ついでがあれば、ちょっと足を運ぶのも良いかもしれません。

 

まず、入り口前の広場には、あっと驚くガラス張りの床が!足元を覗くと、発掘された、古代アテネの都市の遺跡を、ガラス越しに鑑賞することができます。ガラスの上を歩くのは、なんとなく薄氷を踏んでいるようで心許ない感じですが、どこを掘っても遺跡・・・というのが実感できる、うまい演出ですね。

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建物の中に入ると、だだっぴろい空間が広がりますが、この1階部分は、ショップ、オーディトリアム、カフェ、仮設の展示品などが並ぶスペースになるようです。ちょっと奥へ行くと、この博物館の工事の様子をビデオで流しています。その横から2階に上がるスロープがあり、この廊下も一部ガラス張りになっており、地下に遺跡が広がっているのが見られるしかけです。スロープの両側には展示物が並ぶ予定で、つきあたりには、かなり大物の展示物がすでに何点か置いてありました。ここがメインギャラリーで、今まで、200年もの歳月をかけて発掘されてきたアクロポリスの丘での発掘物が、ここで一同に会すわけです。現在、見学できるのはここまでです。

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この2階部分には、アクロポリスを眺めながら食事のできるレストラン、アテネを一望できるテラスなども設置されるようです。

全館、ガラスを多用して、自然光を重要視した作りになっており、最上階のパルテノンギャラリーは、7.5メートルの高い天井と、横にある実際のパルテノン神殿をさえぎることなく鑑賞できる、総ガラス張りのデザインで、開放的なスペースとなっているそうです。ここには、パルテノン神殿のフリーズ(小壁)の彫刻(コピー)が、すべて展示されるそうです。

 

肝心の正式オープンですが、係の人に聞くと、今年の12月頃とか。本当に、聞く度に遅くなっていくなあ・・・確かに、展示品の移動は大変な作業ですが。ギリシャでのこういう予定の遅れは、もう今さら別に驚かないけれど、まあ、のんびりしてますね。でも、新博物館の建築に対する入札が1976年から何回も繰り返され、失敗に終わってきたことを思えば、ここ数ヶ月の遅れはどうってことはないでしょう。

 

博物館と全然関係ないところで感動したのは、飲料水の無料サービスがあったこと。ところどころにコップ付きの冷水器が置いてあり、暑い夏のギリシャでは、このサービスは、感涙ものです。

ただ、このサービスがオープンしてからも続くのかどうかは不明です。

 

ちなみに、現在は、アクロポリスの入場料の中に、博物館も含まれていますが、この新博物館がオープンすると、博物館の入場は別料金になるそうです。EUの補助があったとはいえ、1億3千万ユーロ(210億円!!)ものお金をかけた施設なので、仕方ないかもしれません。

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最近は、アテネの公害と酸性雨の影響で、遺跡がダメージを受けていると良く聞きます。そのうち、この室内の博物館に、本物は避難することになるかもしれませんね。あわよくば、どこかの国に保管されているパルテノン神殿の一部も、返還されて、ここに展示されることになればいいのですが・・・

 

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海辺のレストラン

前回の日記から、なんと、1ヶ月近くたってしまいましたが・・・一応、元気でやっております。

 

35度以上の猛暑続きでいつもぐったりしているのと、子供が夏休みになってずっと家にいるので、パソコンに向かう時間がほとんど取れないのですー!パソコンをやっていると、「コンピューター終わり!」攻撃。きっと、母親の関心が自分ではない、他のものに向いていると、子供は焼きもちを焼くんでしょうね。当たり前のことです・・子供にとっては「ライバル」であるパソコンを壊されないように、ちょっと自粛モードです。

 

今年も、「夏と言えば海」の生活です。私自身は、日焼けが怖いお年頃なので海水浴はそれほど好きではないのですが、やはり、子供と海辺で過ごす時間は、ギリシャならではの楽しみです。

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先日行った、「EDEM」という海辺のレストランは、なかなか良いところでした。まあ、お味の方は、特にお勧めというわけでもないフツーのギリシャ料理ですが、特に何が良いかというと・・・子供を「放し飼い」にできるからです!我が家のように、3才児・4才児と一緒だと、レストランに行っても、食事はなかなかゆっくりできないのが現実。しつけの失敗か、じっと席に座っていられないわが子にヤキモキしながら、こぼさないかとか、グラスを割らないかとか、周囲の人やお店の人に迷惑にならないかと気が気でなく、食べた気がしないんですよね。

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その点、このレストランは、砂浜に席が設けられていて(もちろん、室内もありますが)、子供は、飽きたら前の砂浜に走って行って、遊んでいられるのです!隣は、EDEMの海水浴場になっています。親から目も届くし、子供は波と戯れたり、砂で遊んだり、自由気ままな放牧状態です。まあ、難点は、子供は遊びに夢中になって、ほとんど食事はそっちのけになることと、靴や服が汚れることでしょうか(苦笑)。でも、夏の夕暮れ時の空と海を眺めながら、ワインとメゼ(おつまみ)を味わうのは、至福の時ですよ。「あー、生きてて良かった!ギリシャにいて良かった!」と実感する瞬間です。

 

レストラン「EDEM」ポシドノス通り、トラム「EDEM」駅前

 

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子供の夏休み

ギリシャの学校の新学期は4月ではなく、9月です。6月中旬から学校は夏休みに入り、この3ヶ月もある長い期間をどう過ごすのか、これは親の頭痛の種でもあります。

 

日本のような宿題、自由研究、読書感想文、ラジオ体操、登校日、プールなど(って、私の子供時代の話ですが、今もありますよね??)は皆無ですから、子供達は暇です。日本のような娯楽施設もあまりないし、アテネの街中では公園などの遊び場所も少ないし・・・だいたい、親が共働きの家は、一体どうしているのだろう???といつも疑問です。おじいちゃん、おばあちゃんの世話になっている人が多いようですが・・・老体には、長期間の子守はきついですよね。

 

どうやって子供を飽きさせずに、しかも、有意義な休みにするか、この時期の過ごし方によって、子供の能力や成長に著しい差が出てくるのも当然でしょう。サマーキャンプに行かせたり、島にバカンスに行ったり、サマーハウスと呼ばれる別荘(結構、所有率高し!)や田舎で夏を過ごしたり。

 

でも、やっぱり3ヶ月は長い!長すぎる!

 

田舎もサマーハウスもない我が家では、とりあえず、長女はスポーツクラブのサマープログラムです。

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この、パネリニオスと呼ばれる運動施設は、広いグラウンドやプール、ジム、テニスコート、バスケットコート、サッカー場、道場、体育館などもあり、様々な運動競技を学べる学校のようなところです。

 

オリンピック選手の養成などもしており、色んな競技のチームを持っていたりして、かなり本格的な所です。

 

http://www.panellinios-ac.gr/pgs_home.asp

(ギリシャ語のみ)

 

幸い、子供向けに、色んなスポーツを手ほどきしてくれる夏限定のプログラムがあり、1週間ごとに申し込めるので便利。朝8時半から午後2時半まで預かってくれ、そこで、水泳、卓球、ボール遊び、陸上、リズム体操、お絵かき、ビデオ、などで子供の有り余るエネルギーを発散させてくれるので、私は大助かりです(笑)。でも、それも8月は休みなんですよね。8月は、色んな子供用の施設も休みになることが多く、やっぱり海しかないんだなあ・・・

 

余談ですが、ギリシャの学校にはプールがないので、ちゃんと泳げる人って少ない気がします。日本の学校では、体育の時間や夏休み、プールでクロールや平泳ぎ、背泳ぎ、飛び込みなんかをして、進級テストもあったりして、学校で泳ぎが学べるので、とっても恵まれているなあと羨ましく思います。

 

それにしても、連日の暑さ・・・・来週は42度!まで上がるそうです。

暑さに弱い私は、もう、生きているだけで精一杯で、エアコンに頼る毎日、電気代が心配です(涙)。

 

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長女のバレエ発表会

 日本では年度末は3月ですが、学校が9月始まりのギリシャでは6月が年度末になります。ということで、6月は、子供の学校や習い事関係で、1年の総仕上げの発表会が目白押しなので大忙しです。学校関係はもう終わったのですが、先日、長女のバレエの発表会があり、これでやっとイベントも一段落。

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長女の役は「ルルダキャ(花)」。こういう素人のバレエの発表会でも、演劇仕立てになっているのがギリシャらしいところです。子供から大人まで、クラシック、モダン、フラメンコ、社交ダンスなど、幅広い出し物があるのにもかかわらず、「森の散策」という題名で一つのストーリーにし、森の精が、森の中の色々な動物・情景を、幼い男の子の夢の中で案内する・・・という設定です。ミツバチ、花、風、火、うさぎ、蝶、クジャク、きつね、葉、夜、ジプシー、虎・・・など、それぞれの踊りがテーマを持って振り付けされていて、衣装なども楽しく鑑賞できました。

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いつも思うのですが・・・リハーサルの時は、こんなんで大丈夫なんだろうか・・・とこちらが心配になるのに、本番は、それなりにちゃんとなるのは、さすがに土壇場に強いギリシャ人です。ギリギリのところで、いつもなんとかうまく収める能力は脱帽です。

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長女は、最初はスキップさえできなかったのに(苦笑)、そして、リハの時は、間違えてばっかりだったのに、なんとか本番はうまくやっていました。相変わらずちょっと、人よりワンテンポずれていたけれど(人の振りを見てから動いているため・・・)、本人も楽しんでいたようなので、それが一番良かったです。そして、やっぱり女の子なんですねー、お化粧やマニキュアに興味津々で、私の、お蔵入りになっていた化粧品やマニキュアを引っ張り出してきたら、目が輝いて、全部の色を試したいという始末・・・新しいマニキュアも自分で色を選んで、一本買わされました。(赤のラメ入り!!)

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それにしても、幼稚園の頃から、子供が人前に出る機会の多いこと!こうやって、ギリシャの子供達は度胸がついていくのですね。テレビでインタビューを受けている子供なんか、ほんとにしっかり、大人顔負けの自分の意見を言っているので驚きます。ちょっと引っ込み思案な長女も、だんだん変わっていくのでしょうか・・

 

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アテネフェスティバルでバレエ鑑賞

前回の続きです。

 

アテネ・フェスティバルで「モーリス・ベジャールに捧ぐ 東京バレエ団とシルヴィー・ギエムの共演」を見に行ってきました。

 

夏のアテネの芸術祭は色んな会場で行われていますが、遺跡の劇場をそのまま使用するヘロディス・アッティコス音楽堂は、私の一番大好きな会場です。日本のアーティストも多く招聘され、最近では和太鼓のコンサート、蜷川氏の演劇なども上演され、好評を得たところです。

 

この劇場は、アテネで建設されたペリクレス音楽堂、アグリッパ音楽堂に続く3個目の音楽堂で、AD160年から174年にかけて、ギリシャ人の富豪、ヘロディス・アッティコスが、死去したレギラという妻を偲んで建立した建築です。ローマ時代の建築様式である半円形の形状、階段状の大理石の座席を持つこの劇場。半径は38メートル、ファサード(前方のアーチ形の窓のある壁)の幅は28メートルで収容人数5000名ほど。当時は屋根があったそうで、ファサードの窓が明かり取りになっていたそうです。

 

さて、シルヴィー・ギエムのソロはもちろん良かったですが・・なんといっても、この日のクライマックスは最後のプログラム、ラヴェル作曲の「ボレロ」に合わせて踊るギエムと東京バレエ団の群舞。

ギエムが踊る、真ん中に据えられた赤くて丸いテーブルが、まるで日の丸の旗のようでした。だって、周りをかこんでいるのが上半身裸の日本男児、総勢数十名!でしたから。その赤いテーブルの上で、ギエムがソロを踊り、あのボレロの単調な繰り返しのリズムに乗って最初は静かに、そして楽器の種類、音量が徐々に増していくにつれ、ギエムの踊りも熱を帯び、周囲の日本男児ダンサーが、二人位づつ徐々に椅子から立ち上がり、踊りに参加していくスタイル。私は、もちろんオペラグラス持参でしたので、ドキドキしながら細部をずーーーっと覗きっぱなしでした。

ギエムの卓越した表現力と体のしなやかさ、存在感は言うまでもなく、あの美しい長い髪をなびかせながら踊る姿に、観客の目は釘付けです。この吸引力がスターの証なんですね。

 

でも、それとともに日本人男性ダンサーの素晴らしさも印象に残る舞台でした。踊りはもちろんですが、なんといっても、あのつるりとして輝ける、筋肉の割れた美しい肉体!上半身は何も着ていなかったのですが、何よりも本人が引き立つ最高の衣装でした。多分、脱毛エステでもしているのでしょうね、脇毛も胸毛も一本もなく汗もあまりかかず、爽やかな風を思わせるものでした。顔も、ジャニーズ系のかっこいい人が多かったような気がします。なんだか、同じ日本人として誇りに思いました。踊りは見られなかったけれど、日本人女性ダンサー達も、後ろに一つに結んでおろした長い黒髪(付け毛?)が印象的で、とっても可愛らしかったです。

 

素敵な夜をありがとう!

 

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アテネフェスティバルでの出来事

afestival1 色々忙しくて、しばらくブログを休憩しておりましたが・・・きのう、アテネ・フェスティバルで充電してきました!

 

この半月は、子供関係の用事、家事雑事、歯医者、結婚式の仕事などで予定がたてこむ中、連日の猛暑で消耗するばかりでしたが・・やはり、自分のための時間を持って「感動」すると、元気が戻ってくるようです。

 

毎年楽しみにしているアテネ・フェスティバル。6月、7月に行われる、このアテネの夏の芸術祭では、様々な会場で、コンサート、バレエ、オペラ、演劇、などのイベントが目白押しです。

 

アテネフェスティバルHP: www.greekfestival.gr

 

きのう行ったのは、「モーリス・ベジャールに捧ぐ、東京バレエ団とシルヴィー・ギエムの共演」

 

去年亡くなった偉大なるフランスの振付師、モーリス・ベジャールの振り付け、日本からのバレエ団、去年のアテネ・フェスティバルで大ファンになったシルヴィー・ギエム・・ときたら、行かないわけにはいきません!でも、プログラムをチェックする暇もなく、チケットは買いそびれていたので、当日に思い立って旦那に子供を預け、タクシーを飛ばして、アクロポリスの麓、ヘロディス・アティコス野外音楽堂へ。

 

当日券はあるかなあ、と心配しながらの外出でしたが・・・やはり、人気のプログラムらしく、当日券は皆無(涙)。日本だったらダフ屋も登場するところだけれど、アテネでは見かけません。個人で、余ったチケットを持った人を探すべく、チケット売り場の前で、ウロウロ・・・あちこちで、チケットとお金のやり取りをしている人たちを見かけたけれど、タッチの差で、私の前にはそういう幸運はやって来ず・・・それに、一番安い30ユーロの席を買おうと思っていたから、100ユーロや60ユーロの高いチケットは買えないし。

 

9時半の開演の時間を過ぎ、遂にチケットを持った観客はゲートに吸い込まれ、待合い場所となっていた劇場前の広場も消灯されひっそりと静まりかえりました。無情にも入り口は閉鎖され、仲間はずれ、おいてきぼりをくったような寂寥感・・・

それでも、満月が綺麗な気持ちよい夜だったので、20分位、壁越しに漏れてくる音楽だけを聴きながら外をブラブラして、さ、諦めて帰ろうか・・と帰途につく階段を下り始めたところ、「エクスキューズミー」と呼び止められた私。振り向くと、若くて美しい天使が二人!!一人は金髪のノーブルな顔立ち、もう一人は黒髪のエキゾチックな顔立ち。外国人にしては小柄で華奢、ナイーブな感じの二人は、いかにも、ベジャールが好みそうな美少年なのでした。

 

「20ユーロのチケットが一枚あるのだけれど、欲しい?」と話しかける金髪君。その子が、私と同じようにウロウロしながら当日券を探しているのは知っていたので、「どうして自分で見ないの?」といぶかしげに聞くと、「友達の分が手に入らなかったからさ。一枚じゃダメなんだ。」と相方の方をチラリと見た。「ふーーーん。」と答えた私の頭の中では「20ユーロのチケットなんてあったかしら?ああ、学生割引料金のやつね。そんなので私が入れるのかな?いくらなんでも、学生と言うにはかなり無理がある年齢・・学生証を見せろと言われたらアウトだな」と色んなことを考えながら、まあ、ここまでわざわざ来たんだから、イチかバチかで行ってみるか。と思い、彼に20ユーロを渡して、握りしめていたちょっと皺になったお宝のチケットを受け取り、劇場の方にまた急いで戻りました。幸い、案ずるより産むが易しで、入り口の人も何も言わずに通してくれ、最初の東京バレエ団の演目が見られなかったのが残念だったけれど、かなり前の方の良い席で、残りのプログラムを、たった20ユーロの破格料金で堪能できたのでした!ああ、なんてラッキー!

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パリオペラ座バレエ団のスターである男性ダンサー2人が、マーラーの曲にあわせて、絡み合うように踊る演目がありました。見つめ合ったり、手を取り合ったり、微笑みあったり、ケンカをするようなしぐさをしたり、離れたりくっついたり・・・そして、最後は、一人がもう一人の手を引っ張るようにして暗闇に消えていくエンディング。バネのような完成された肉体全体、しなやかで繊細な手指、顔の表情、視線・・・すべてを通して醸し出される、不思議で濃密な二人の世界。なぜか、先ほど、チケットを譲ってくれた美少年二人の姿が、重なって仕方ありませんでした。あの二人にも、見せてあげたかったなあ、と、ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちがまぜこぜになって・・・感慨もひとしおでした。

 

長くなったので、続きはまた次回に。

 

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